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Meta広告で求人を出す方法|Indeedと何が違う?応募の質と地域での目立ち方

2026.09.21あおい
Meta広告で求人を出す方法|Indeedと何が違う?応募の質と地域での目立ち方

「Indeedに出しても、ほかの求人に埋もれて見てもらえないんです」

採用の相談を受けると、最初に出てくるのはたいていこの言葉です。条件は悪くない。求人票もそれなりに書いた。なのに応募が来ない。

東京・福生市の運送会社の社長さんも、最初はそうでした。この記事は、その会社のドライバー採用をInstagramとFacebookの広告で始めるまでに調べたこと、決めたことの記録です。運送業に限らず、地域で人を採りたい会社ならどこでも同じ考え方が使えます。

Meta広告の求人は、求人媒体と何が違うのか

一番の違いは、届く相手です。Indeedやハローワークを開く人は、今まさに仕事を探しています。検索して、並んだ求人を上から比べる。時給が50円低いだけで、中身を読まれる前に候補から外れることもある世界です。

Meta広告はInstagramやFacebookのフィードやストーリーズ、リールの間に出ます。見ているのは、友達の投稿や料理の動画を眺めている人。転職サイトを開いてはいないけれど、今の職場に小さな不満を抱えている人がそこにいます。

比べる点求人媒体(Indeedなど)Meta広告(Instagram・Facebook)
届く相手今まさに仕事を探している人まだ本格的には探していない人
画面に並ぶもの同じ地域・同じ職種の他社の求人自社の広告だけ
比べられるもの給与・勤務時間・休日の数字写真や動画から伝わる雰囲気と、LPの中身
応募までの流れ求人票を読んで、その場で応募広告で知る、LPを読む、納得したら応募
伝えられる量求人票の枠に収まる分だけLPに載せた分だけ
届く相手
求人媒体(Indeedなど)今まさに仕事を探している人
Meta広告(Instagram・Facebook)まだ本格的には探していない人
画面に並ぶもの
求人媒体(Indeedなど)同じ地域・同じ職種の他社の求人
Meta広告(Instagram・Facebook)自社の広告だけ
比べられるもの
求人媒体(Indeedなど)給与・勤務時間・休日の数字
Meta広告(Instagram・Facebook)写真や動画から伝わる雰囲気と、LPの中身
応募までの流れ
求人媒体(Indeedなど)求人票を読んで、その場で応募
Meta広告(Instagram・Facebook)広告で知る、LPを読む、納得したら応募
伝えられる量
求人媒体(Indeedなど)求人票の枠に収まる分だけ
Meta広告(Instagram・Facebook)LPに載せた分だけ

求人媒体が悪いわけではありません。探している人を取りこぼさないために、出しておく価値はある。そこは変わらない。

ただ、探している人の数には限りがあって、そこへ地域中の会社が一斉に求人を並べています。Meta広告は、その外側にいる人に声をかける手段です。

「福生 ドライバー」で調べたら、Meta広告は0件だった

5,000件以上。

福生市を中心に半径25kmで、Indeedに「ドライバー」と入れたときに出てきた求人の数です(2026年9月20日時点)。この中から自社の求人を見つけてもらうのは、正直、分が悪い。同じ日に、Metaが公開している広告ライブラリで、いま配信中の広告を地名と職種で検索してみました。

検索した言葉配信中の広告
福生 ドライバー0件
立川 ドライバー約2件
入間 ドライバー約3件
福生 求人約2件
ドライバー 募集(全国)約1,700件
福生 ドライバー
配信中の広告0件
立川 ドライバー
配信中の広告約2件
入間 ドライバー
配信中の広告約3件
福生 求人
配信中の広告約2件
ドライバー 募集(全国)
配信中の広告約1,700件

全国で見ると「ドライバー 募集」の広告は約1,700件ありました。ところが中身を見ると、大手の運送会社や人材紹介会社がほとんどです。地元の名前が入った求人広告になると、ほぼ誰も出していない。

競合が少ないと、何が起きるのか。Meta広告は入札で表示される広告が決まります。同じ地域の同じような人に広告を出したい会社が少なければ、そのぶん安く、何度も表示される。地元の求人がほとんど流れてこないタイムラインに、自社の求人だけが出てくる状態を作れます。

求人媒体の中で順位を争うより、誰もいない場所に一社だけ立つほうが目に留まる。今回の調査ではっきりしたのは、この点でした。

自分の地域で競合を調べる方法

広告ライブラリは誰でも無料で使えます。ログインも要りません。

  1. ブラウザで「Meta 広告ライブラリ」と検索して開く
  2. 国を「日本」、広告カテゴリを「すべての広告」にする
  3. キーワード欄に「市区町村名+職種」を入れて検索する(例は「◯◯市 介護」「◯◯市 求人」)
  4. 出てきた広告の数と、出している会社の名前を見る
  5. 比較のために、Indeedでも同じ職種と地域で検索して件数を控える

5分あれば終わります。打ち合わせの前に僕が必ずやる作業で、この差が大きい地域ほど、Meta広告を試す意味があります。

応募の数より、応募の質が上がりやすい理由

給与はいくらか、何時からか、休みはいつか。職場の様子が見えない求人に来る問い合わせは、こうした確認から始まりがちです。電話で聞かれて、答えて、合わなくて終わる。会社も応募した人も、時間だけが減っていく。打ち合わせでも、ここは社長さんに念を押しました。

Meta広告で採用するときは、広告をタップした人をそのまま応募させません。一度LPに案内します。

そのLPに、求人票には入りきらない情報を全部載せました。出発時刻は10通りから選べること。1日の賃金が8,000円から27,000円まで幅があること。週3日から働けること。実際に働いている4人の月の給与。事務所の写真、貸し出す制服、面接の日に実際のトラックを見られること。

ここまで読んで応募してくる人は、自分に合うかどうかを一度考えています。

応募の数は、求人媒体より少なく見えるかもしれません。それでいい。採用で欲しいのは応募の件数より、面接に来て、入社して、続けてくれる人だからです。この会社のLPの中身と、何をどの順番で載せたかは、採用LPの作り方に打ち合わせの記録ごとまとめています。

Metaの中で完結する応募フォーム(インスタントフォーム)を使う方法もあります。広告をタップすると名前や電話番号があらかじめ入った状態のフォームが開くので、応募の件数は増えやすい。反面、条件を読まないまま送られる応募も混ざります。今回はLPに案内する形を選びました。件数より質を取る、という判断。

応募に至らなくても、地域で会社の名前が知られていく

求人広告の結果を、応募の件数だけで見ると損をします。

Meta広告は、同じ地域の人に何度も表示されます。一度目は流し見されて終わり。二度目に「この会社、家の近くだな」と思う。三度目でようやくLPを開く。それで十分です。一度で応募させようとしないほうが、地域の採用には合っています。

応募しなかった人の頭にも、会社の名前と、トラックの写真と、「週3日から働ける」という一行が残ります。その人が半年後に転職を考えたとき、Indeedで同じ会社の求人を見つけたら、知らない会社の求人よりは先に開くはず。家族や友人に「あそこ、女性も働いてるらしいよ」と話すこともある。求人媒体の中だけで戦っていると、この効果はまず生まれません。

余談ですが、広告ライブラリでは他社が出している求人広告の中身もそのまま見られます。給与をどう書いているか、どんな写真を使っているか。隣の市の同業の広告を眺めるだけでも、自社の求人票に足りないものが見えてきます。

向いている求人、向いていない求人

Meta広告の求人が向いているかどうかは、業種より「どんな人を採りたいか」で決まります。

採りたい人業種の例Meta広告との相性
今の仕事に不満はあるが、まだ探していない人ドライバー、介護、建設、製造、清掃などの現場職向いている。探していない人に先に届く
家事や子育てと両立できる仕事を探す人配送、飲食、小売、事務のパート向いている。時間の選び方を写真と一緒に見せられる
若い人、新卒美容、飲食、販売など向いている。InstagramやTikTokを見ている時間が長い
資格や経験が必要で、地域に数が少ない人看護師、施工管理、エンジニア地域の人数が少なすぎると配信が広がらない。求人媒体や紹介と組み合わせる
すぐに1人欲しい、来週から入ってほしい急な欠員の補充向いていない。知ってもらうまでに時間がかかる
今の仕事に不満はあるが、まだ探していない人
業種の例ドライバー、介護、建設、製造、清掃などの現場職
Meta広告との相性向いている。探していない人に先に届く
家事や子育てと両立できる仕事を探す人
業種の例配送、飲食、小売、事務のパート
Meta広告との相性向いている。時間の選び方を写真と一緒に見せられる
若い人、新卒
業種の例美容、飲食、販売など
Meta広告との相性向いている。InstagramやTikTokを見ている時間が長い
資格や経験が必要で、地域に数が少ない人
業種の例看護師、施工管理、エンジニア
Meta広告との相性地域の人数が少なすぎると配信が広がらない。求人媒体や紹介と組み合わせる
すぐに1人欲しい、来週から入ってほしい
業種の例急な欠員の補充
Meta広告との相性向いていない。知ってもらうまでに時間がかかる

急ぎの補充には、今探している人が集まる求人媒体のほうが早い。Meta広告は、3か月、半年と続けながら、地域の中で「あの会社は人を募集している」と知られていくための手段です。

資格職のように地域に対象者が少ない仕事は、配信の広がりが小さくなります。その場合はTikTokで採用を始める方法のように、全国から若い人に知ってもらう方向で考えることもあります。

Meta広告で求人を出す手順

実際に僕が進めた順番。広告の管理画面を触るのは後半で、前半はほとんど準備になります。

  1. 採用LPを作る(給与の実例、職場の写真、働く時間の選び方、応募の流れ)
  2. 会社名義でMetaの広告アカウントを作り、運用する人を担当者として招待する
  3. 配信する地域を決める(社長さんの「通えるのはここまで」をそのまま使う)
  4. 広告の画像と動画を用意する(職種や働き方ごとに分ける)
  5. 応募の窓口を決める(LPの応募フォームと電話。LINEは応募が増えてから)
  6. 月の予算を決めて配信を始め、2週間ごとに広告の反応を見る

広告アカウントは必ず会社の名義で作ってください。業者の名義で作ると、いくら広告に使われたのかが見えにくくなり、依頼先を変えたときに配信のデータを引き継げません。

地域は、社長さんに聞いた「立川あたりまで。埼玉の入間あたりもギリギリ」をそのまま配信の範囲にしました。通勤できる範囲は、地図より現場の人のほうがよく知っています。地図の上で円を描いて範囲を決めると、電車なら近いのに車だと遠い場所や、県境の向こうでも通勤圏に入っている場所を、そのまま取りこぼしてしまうので、僕は先に現場の感覚を聞くようにしています。

画像と動画は、2t向けと4t向けを別々に作りました。LPは1本のまま。どちらの広告の反応が良いかを見て、配信の比重を変えていきます。LPを職種ごとに分けない理由は採用LPの作り方に書いています。

年齢や性別で絞れても、絞りすぎない

日本の求人広告なら、年齢や性別、住んでいる地域で配信先を絞れます。アメリカなどで求人広告に課される「特別な広告カテゴリ」の制限は、日本向けの配信では気にしなくて大丈夫です。

だからといって、細かく絞るのが正解とは限りません。

僕もドライバーの募集と聞いて、最初は30代以降の男性に絞るつもりでいました。ところが社長さんは「主婦の方もいっぱいいるし、女性もいる。年配の方もいる」と言う。この会社で実際に働いている人を見れば、性別や年齢で切るほうがもったいない。配信は地域で絞り、年齢と性別は広く取る方針にしました。

来てほしい人は、配信の設定より、広告の画像と動画、LPの中身で呼び込みます。女性のドライバーが写っている写真を使えば、女性が「自分のことだ」と気づく。週3日から働ける人の給与例を載せれば、時間を優先したい人が手を止めます。

費用の目安と、最初の3か月で見ること

広告費は、地域と、同じ地域で広告を出している競合の数で変わります。この会社は月10万円前後。まず3か月様子を見る計画です。都心から離れた地域で、さきほどの広告ライブラリの結果のとおり、競合がほとんどいないからです。月5万円を下回ると、Metaの配信の学習(どんな人に見せれば反応が良いかを機械が覚える期間)が安定しにくいので、10万円前後からの開始をすすめています。

かかるもの払う先目安の考え方
採用LPの制作制作会社・フリーランス作って終わりか、配信後の直しまで含むかで変わる
広告の運用運用代行広告費の割合か、月額の固定か
広告費Meta地域と競合の数で変わる。今回は月10万円前後
採用LPの制作
払う先制作会社・フリーランス
目安の考え方作って終わりか、配信後の直しまで含むかで変わる
広告の運用
払う先運用代行
目安の考え方広告費の割合か、月額の固定か
広告費
払う先Meta
目安の考え方地域と競合の数で変わる。今回は月10万円前後

運用代行の手数料の相場は、広告運用代行の費用相場で内訳ごとに整理しています。

応募の件数だけを見ていても、最初の3か月の判断はできない。

  • 1か月目は、広告がどれだけ表示されて、どれだけLPが開かれたか
  • 2か月目は、LPを開いた人のうち、どれだけ応募まで進んだか
  • 3か月目は、応募した人のうち、どれだけ面接に来て、採用につながったか

LPが開かれているのに応募が少なければ、LPの中身を直す。LPが開かれていなければ、広告の画像と動画を直す。直す場所を数字で決められるのが、求人媒体にはない良さです。

この会社の配信は、これから始まるところです。3か月たったら、応募の件数と面接に来た割合をこの記事に書き足します。

CONTACT

求人をMeta広告で出してみませんか?

地域の競合を広告ライブラリで調べるところから始めます。採用LPの制作と、Instagram・Facebookへの配信まで一人で担当します。

ご相談は無料です。そのまま依頼しなくても大丈夫です。

自社に向いているか判断するチェックリスト

3つ以上当てはまるなら、Meta広告の求人を試す価値があります。

  • 求人媒体に出しているが、応募が少ないか、来ても面接まで進まない
  • 広告ライブラリで自分の地域と職種を調べると、配信中の求人広告がほとんど無い
  • 職場の写真や、働いている人の給与の実例を出せる
  • 勤務時間や日数に選べる幅がある
  • 3か月は続けられる予算がある
  • 急ぎの補充ではなく、半年先まで見て人を増やしたい

最初にやることは、広告ライブラリで自分の地域を検索すること。5分で、Meta広告を試す意味があるかどうかが分かります。

求人票そのものに手を入れたい場合は、求人を出しても応募が来ない原因から読むと、何を先に直すべきかが見えてきます。

よくある質問

Q. Meta広告で求人を出すと、Indeedとは何が違いますか?
届く相手が違います。Indeedは今まさに仕事を探して検索した人に届き、同じ地域・同じ職種の他社求人と横一列で比べられます。Meta広告はInstagramやFacebookを見ている、まだ本格的には探していない人に届き、画面には自社の求人しか映りません。
Q. Meta広告の求人はいくらから始められますか?
広告費は地域と、同じ地域で広告を出している競合の数で変わります。都心から離れた地域の運送会社の実例では、月10万円前後で3か月様子を見る計画にしました。月5万円を下回ると配信の学習が安定しにくいため、10万円前後からの開始をすすめています。LPの制作費と運用の費用は別にかかります。
Q. Meta広告の求人は年齢や性別で絞れますか?
日本向けの求人広告なら、年齢・性別・地域で配信先を絞れます。ただ、業界のイメージで絞ると実際に働ける人を取りこぼすことがあります。運送会社の実例では地域で絞り、年齢と性別は広く取る方針にして、誰に来てほしいかは広告の画像や動画とLPの中身で伝えることにしました。
Q. Meta広告の求人にLPは必要ですか?
Metaの中で完結する応募フォームもありますが、入力が楽な分、条件をよく読まないまま送られる応募が混ざりやすくなります。給与の実例や職場の写真を載せたLPを挟むと、読んで納得した人が応募してくるので、面接まで進む割合が上がります。

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