
「クレジットカードを持っていないお客さまは、どうやって買うんですか」
整体茶のECをSTORESからShopifyへ移すとき、最初の打ち合わせで出た話です。お客さまの中心は40〜60代。カード以外の支払い方法は外せない条件でした。
Shopifyの標準に、コンビニ払いは入っていません。
足すことはできます。ただ、足し方によって毎月の手数料が変わります。ここを知らずに決めると、公開したあとの請求で驚くことになる。
Shopifyペイメントを入れると、自動で使えるようになるもの
Shopifyペイメントは、Shopifyが用意している標準の決済。有効にすると、次のカードが追加の設定なしで使えます。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| クレジットカード・デビットカード | Visa、Mastercard、American Express、JCB |
| JCBを受け付けた場合 | Discover、Diners Clubも自動で受け付け |
| 簡単なチェックアウト | Apple Pay、Google Pay、Shop Pay |
Apple PayとGoogle PayとShop Payは、こちらで有効にする操作すら要りません。入れた時点で、もう使える。
注意が要るのはJCB。1件ずつ手動で審査されるため、有効になるまで最大3週間かかることがあります。日本円の取引にしか対応していない点も、公式ヘルプに書かれていました。
公開日が決まっているなら、テーマやページより先にここを申請しておく。デザインは前日まで直せる。審査だけは待つしかありません。
日本の標準には、コンビニ払いもPayPayも入っていない
Shopifyペイメントには「現地の決済方法」という枠があります。ただ、日本のストアで有効にできるものとして公式ヘルプに並んでいるのは、次の3つでした。
- Bancontact(ベルギーのお客さま向け)
- iDEAL | Wero(オランダのお客さま向け)
- Przelewy24(ポーランドのお客さま向け)
並んでいるのは海外のお客さま向けばかり。日本国内で使われるコンビニ払い、PayPay、キャリア決済、後払いは、この枠に入っていません。
もう1つ、見落としやすい制限があります。日本のShopifyペイメントが使えるのは、オンライン販売だけ。実店舗のレジ(Shopify POS)で対面の決済を受けるには、外部の決済サービスとカードリーダーが要ります。
カード以外を足すと、手数料が二重にかかる
コンビニ払いやPayPayを入れるなら、外部の決済サービスをアプリなどで接続します。ここで効いてくるのが、Shopifyの外部決済手数料。
| プラン | 外部決済手数料 |
|---|---|
| Basic | 2% |
| Grow | 1% |
| Advanced | 0.6% |
| Plus | 0.2% |
この手数料は、決済サービス自体の手数料とは別。たとえばBasicで、外部のサービスを使ったコンビニ払いの注文が5,000円なら、そのサービスの手数料に加えて、Shopifyへ100円を払う計算になります。
外部の決済サービスの割合が大きいお店ほど、プランを上げたときの元が取れやすくなります。その分かれ目の計算は、Shopifyの料金と手数料に月商ごとの数字で出しました。
お客さまの年齢層から決める
打ち合わせで決めた方針は、次の5つ。
- トップは短く、開いた瞬間に商品へ行ける
- 詳しい説明は商品ごとのLPに逃がす
- 40〜60代が相手なので、情報を詰めず文字は大きく
- 口コミは391件あるので、これを前に出す
- 決済はクレジットカード以外(コンビニ払いなど)も必須
5つめが決済の話です。この年齢層には、カードをネットで使うこと自体に抵抗がある人がいます。カードしか置いていなければ、買う気があっても買えない。
逆に、20〜30代向けの商材なら、カードとApple Pay・Google Payだけで足りることが多い。外部の決済サービスを足さない分、手数料も抑えられます。
決済方法は「多いほどいい」ではなく、お客さまの年齢層と単価で決めるものだと考えています。
何から設定すればいいか
順番を間違えると、待ち時間が増えます。移転したときに通った順番がこれです。
- Shopifyペイメントを有効にする(本人確認の書類が要ります)
- JCBを申請する(最大3週間かかるので、ここを先に)
- 自分のお客さまに必要な決済方法を書き出す(カード以外が要るかどうか)
- 必要なら外部の決済サービスを選ぶ。手数料と、Shopifyの外部決済手数料を足して比べる
- 銀行振込や代金引換を使うなら、手動の支払い方法として設定する(外部決済手数料はかからない)
- テスト注文で、購入手続きに並ぶ決済方法の見え方を確認する
6つめは省かないでください。購入手続きの画面は、テーマの編集画面から確認できない部分が多い。実際にテスト注文を通して、スマホでどう並ぶかを見ます。
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独自テーマの制作、BASEやSTORESからの移転、決済と配送の設定、公開後の計測と広告運用まで一人で担当します。決済方法の選び方から一緒に整理します。
ご相談は無料です。そのまま依頼しなくても大丈夫です。
公開後に見るところ
決済は、設定したら終わりではない。
整体茶では、公開したあとに購入手続きの数字を見て、入った人のおよそ半分が住所の入力前に消えていると分かりました。原因は決済方法ではありません。カートでは出ていた送料の案内が、購入手続きに入ると消えていたせいでした。
決済の種類をそろえても、金額の見え方でつまずく。公開したら、購入手続きの各段階でどれだけ人が残っているかを確かめてください。見つけ方はShopifyで売れない原因と対策に書きました。
どの制作会社に頼むか迷っている段階なら、Shopify制作会社の選び方もあわせてどうぞ。決済と配送の設定を誰がやるのかは、見積もりの前に決めておいたほうがいい項目です。
よくある質問
- Q. Shopifyペイメントでは、どの決済方法が使えますか?
- 日本ではVisa、Mastercard、American Express、JCBのクレジットカードとデビットカードが使えます。JCBを受け付けると、DiscoverとDiners Clubも自動的に受け付けられます。加えてApple Pay、Google Pay、Shop Payが自動で有効になります。
- Q. Shopifyでコンビニ払いやPayPayは使えますか?
- Shopifyペイメントの標準には入っていません。外部の決済サービスをアプリなどで接続して足すことになります。その注文にはShopifyの外部決済手数料(Basicで2%、Growで1%)が、決済サービス自体の手数料とは別にかかります。
- Q. 銀行振込や代金引換にも手数料はかかりますか?
- Shopifyの外部決済手数料はかかりません。Shopifyのヘルプでは、Shopifyペイメント、Shop Pay、PayPal Express Checkout、銀行振込や代金引換などの手動の支払い方法、実店舗のPOSでの注文は対象外と明記されています。
- Q. JCBはすぐ使えるようになりますか?
- JCBは1件ずつ手動で審査されるため、有効になるまで最大3週間かかる場合があります。また日本円の取引にしか対応していません。公開日に間に合わせたいなら、早めに申請しておくのが安全です。
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