
「月4,850円って書いてあるけど、結局、毎月いくら払うことになるの?」
Shopifyへの移転を相談されると、ほぼ必ず聞かれます。料金ページの一番上に出ている金額は月額だけ。実際の請求には、売上に比例する手数料が上乗せされます。
月商50万円のお店なら、月額4,850円に対して決済手数料は17,750円。
月額の3倍以上。Shopifyの公式の料金表(2026年9月20日時点)をもとに、毎月いくらかかるのかと、プランをいつ上げればいいのかを計算で出しました。
毎月かかるお金は、4つに分かれる
Shopifyの請求は、ざっくり次の4つでできています。
| 項目 | 何に払うか | 金額の決まり方 |
|---|---|---|
| 月額 | Shopifyの利用料 | プランで決まる固定額 |
| 決済手数料 | カードなどの決済を受けた分 | 売上 × 手数料率 |
| 外部決済手数料 | Shopifyペイメント以外の決済サービスを使った分 | その売上 × 2%など |
| アプリ・ドメインなど | 追加した機能や独自ドメイン | 入れたものの合計 |
料金ページで目に入るのは1行目だけ。2行目以降は、売上が増えるほど、機能を足すほど大きくなっていく。
移転を考えているなら、見積もりの段階でこの4つを全部並べて比べてください。
プランごとの月額と決済手数料(2026年9月時点)
4,850円から368,000円まで。公式の料金ページの数字をそのまま並べました。
| プラン | 月払い | 年払い(月あたり) | 国内カード | AMEX・海外カード | 外部決済手数料 |
|---|---|---|---|---|---|
| Basic | 4,850円 | 3,650円 | 3.55% | 3.9% | 2% |
| Grow | 13,500円 | 10,100円 | 3.4% | 3.85% | 1% |
| Advanced | 58,500円 | 44,000円 | 3.25% | 3.8% | 0.6% |
| Plus | 368,000円〜 | ー | 2.9% | 3.75% | 0.2% |
カードの手数料は、Shopifyペイメント(Shopifyが用意している標準の決済)で受けた場合の率です。1件ごとの固定手数料は0円なので、1,000円の商品でも10万円の商品でも、率だけで計算できます。
始めるときは、3日間の無料期間のあと、ほとんどのプランで最初の3か月が月150円になります。お試しで作り込んでいる間は、月額はほとんどかからないということ。
プランの差は手数料率だけではありません。スタッフアカウントは、Basicでは追加できません。Growで最大5件、Advancedで最大15件です。ここが後で効いてくるので、覚えておいてください。
決済手数料は、月額よりずっと大きくなる
月商ごとに、Basicで毎月いくら払うかを計算しました。売上はすべて国内カードでShopifyペイメント経由、年払いの月額3,650円で計算しています。
| 月商 | 月額 | 決済手数料(3.55%) | 合計 |
|---|---|---|---|
| 10万円 | 3,650円 | 3,550円 | 7,200円 |
| 50万円 | 3,650円 | 17,750円 | 21,400円 |
| 100万円 | 3,650円 | 35,500円 | 39,150円 |
| 300万円 | 3,650円 | 106,500円 | 110,150円 |
月商10万円を超えたあたりから、月額より手数料のほうが大きくなります。月商100万円なら、請求のおよそ9割が手数料。月額の安いプランを選べば安く済む、とはならない。
売上が伸びるほど、手数料率の0.15%の差がじわじわ効いてきます。問題は、どこでプランを上げれば得になるのか、です。
プランを上げる分かれ目は、月商いくらか
プランを上げると月額は増えて、手数料率は下がります。増えた月額を、下がった手数料で取り返せる月商が分かれ目。計算式は「月額の差 ÷ 手数料率の差」だけです。
| 上げ方 | 月額の差(年払い) | 国内カードの率の差 | 分かれ目の月商(年払い) | 分かれ目の月商(月払い) |
|---|---|---|---|---|
| Basic → Grow | 6,450円 | 0.15% | 約430万円 | 約577万円 |
| Grow → Advanced | 33,900円 | 0.15% | 約2,260万円 | 約3,000万円 |
月商430万円に届くまでは、手数料の面ではBasicのままが安い。これが計算上の答えです。
ところが実務では、この計算より先にGrowが必要になることがあります。理由は手数料ではありません。
Basicではスタッフアカウントを追加できない。店長と、商品登録や発送をするスタッフが同じ管理画面に入りたいとき、1つのログインを使い回すことになります。誰が何を変えたか分からなくなり、辞めた人のパスワードを変え忘れる。
外部の制作者は別です。「コラボレーター」として招待すればスタッフの枠を使わないので、制作を頼むためだけにプランを上げる必要はありません。
外部の決済サービスを使っていると、分かれ目はぐっと下がる
Shopifyペイメント以外の決済サービスで売上を受けていると、その分に外部決済手数料が乗ります。Basicは2%、Growは1%。差は1%で、カードの率の差0.15%よりはるかに大きい。
外部決済で受けた売上だけで計算すると、BasicからGrowに上げる分かれ目は、年払いで月商約65万円、月払いで約87万円まで下がります。外部の決済サービスの割合が大きいお店は、この数字で判断したほうが正確です。
外部決済手数料がかかる注文、かからない注文
ここは勘違いしやすいところ。Shopifyのヘルプによると、次の方法で受けた注文には外部決済手数料がかかりません。
- Shopifyペイメント
- Shop Pay、Shop Payインストールメンツ
- PayPal Express Checkout
- 手動の支払い方法(銀行振込、代金引換など)
- 実店舗のPOSでの注文
これ以外の決済サービスをShopifyに接続して受けた注文に、2%(Basic)が乗ります。
整体茶をSTORESからShopifyへ移したとき、最初に決めた方針の中に「決済はクレジットカード以外(コンビニ払いなど)も必須」がありました。お客さまの中心が40〜60代のお店です。
こういう条件があると、どの方法で足すかで毎月の手数料が変わります。Shopifyペイメントで受けられる方法なら外部決済手数料はかからず、外部の決済サービスを足せば、その売上には外部決済手数料が乗る。移転の見積もりをもらうときは、決済方法ごとに「どこ経由で受けるのか」まで聞いておくと、公開後に請求を見て驚かずに済みます。
見落としやすい、アプリの月額
月額と手数料を計算し終えても、まだ残っているものがある。
アプリです。Shopifyはアプリで機能を足せる反面、1つ1つは月数百円から数千円でも、5個、10個と入れると月額の本体を超えることがあります。しかも、入れたことを忘れたまま、請求だけが続くこともあります。
整体茶では、口コミの機能をアプリに頼らず自分で作りました。STORESから引き継いだ口コミが674件あり、件数が増えるほど高くなる有料アプリだと、年額で数万円から十数万円の差が出たからです。
判断の目安は単純で、月額の合計が年間で十数万円を超えて、その機能を今後も使い続けるなら作ったほうが安い。それ未満ならアプリで十分です。作るか入れるかの考え方は、Shopify構築の費用の内訳でもう少し詳しく書いています。
年払いにするか、月払いにするか
約25%。年払いにしたとき、月あたりの金額が下がる割合です。
| プラン | 月払い | 年払い(月あたり) | 1年間の差 |
|---|---|---|---|
| Basic | 4,850円 | 3,650円 | 14,400円 |
| Grow | 13,500円 | 10,100円 | 40,800円 |
| Advanced | 58,500円 | 44,000円 | 174,000円 |
1年以上続けると決めているなら年払いでいい。迷うのは、開店直後でプランが定まらないときです。
私は最初の数か月だけ月払いにして、スタッフの人数と売上の見通しが立ったところで年払いに切り替える順番をすすめています。BASEやSTORESから移ってくるお店なら、すでに売上の実績があるので、最初から年払いで問題ありません。
CONTACT
Shopifyの月々の費用を一緒に出しませんか?
今の売上と決済の内訳をうかがって、プラン・決済方法・アプリの組み合わせで毎月いくらになるかを計算します。構築、移転、広告運用と計測まで一人で担当します。
ご相談は無料です。そのまま依頼しなくても大丈夫です。
自分のお店の月々の費用を出す手順
手元の数字だけで、10分あれば出せます。
- 社内で管理画面に入る人数を数える(2人以上ならGrow以上、外部の制作者は数えない)
- 先月の売上を、決済方法ごとに分ける(Shopifyペイメント、外部の決済サービス、銀行振込など)
- Shopifyペイメントの売上に、プランの国内カードの率を掛ける
- 外部の決済サービスの売上に、そのサービス自体の手数料と、Shopifyの外部決済手数料を掛ける
- 月額と、アプリの月額の合計を足す
- 1つ上のプランでも同じ計算をして、差を見る
6で上のプランのほうが安くなっていたら、上げどきです。
計算してみて、手数料よりアクセスや購入率のほうが気になってきたら、Shopifyで売れない原因と対策から読んでみてください。手数料を0.15%削るより、購入率を0.5%上げるほうが、たいてい手元に残るお金は増えます。
よくある質問
- Q. Shopifyの月額料金はいくらですか?
- 2026年9月時点の公式料金ページでは、Basicが月払い4,850円(年払いなら月3,650円)、Growが13,500円(同10,100円)、Advancedが58,500円(同44,000円)、Plusが368,000円からです。これとは別に、売上に応じた決済手数料がかかります。
- Q. Shopifyの決済手数料は何%ですか?
- Shopifyペイメントで国内のカード決済を受けた場合、Basicが3.55%、Growが3.4%、Advancedが3.25%、Plusが2.9%です。AMEXと海外発行のカードは3.75〜3.9%になります。1件ごとの固定手数料は0円です。
- Q. ShopifyのプランはBasicからGrowへ、月商いくらで上げればいいですか?
- 国内カードの売上がすべてShopifyペイメント経由だとすると、年払いで月商約430万円、月払いで約577万円を超えるとGrowのほうが安くなります。ただしBasicはスタッフアカウントを追加できないため、社内で複数人が管理画面を使うなら売上に関係なくGrowが必要になります。
- Q. 外部決済手数料はどんな注文にかかりますか?
- Shopifyペイメント以外の決済サービスで受けた注文にかかり、Basicで2%、Growで1%です。Shopifyのヘルプによると、Shopifyペイメント、Shop Pay、PayPal Express Checkout、銀行振込や代金引換などの手動の支払い方法にはかかりません。
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