Stellarium

Shopifyのクーポン(ディスカウント)の作り方|コードと自動割引の違い

あおい
Shopifyのクーポン(ディスカウント)の作り方|コードと自動割引の違い

「クーポンを出したいのに、管理画面のどこにもクーポンって書いていない」

Shopifyでお店を始めた人から、こう聞かれることがあります。探しても見つからないのは当然で、Shopifyではクーポンのことを「ディスカウント」と呼んでいるからです。

作るだけなら画面を1枚埋めれば終わります。時間がかかるのはそのあと。初回のお客さま向けに10%オフを出したら送料無料のラインを割ってしまった、定期便の割引と重なって想定より安く売っていた。こうしたことは、設定画面の1項目を見落としただけで起きます。

題材は、記事用の検証ストア(コーヒー豆と焼き菓子を売るダミーの店。商品8点、送料は5,000円以上で無料、コーヒー豆の定期便あり)。手順を並べるだけでなく「この店ならどう作るか」を1つずつ決めていきます。仕様はすべてShopifyの日本語ヘルプで確認したものです。

Shopifyのクーポンは[ディスカウント]から作る

入口は管理画面の左のメニューにある[ディスカウント]です。[ディスカウントを作成]を押すと、最初に種類を選ぶ画面が出ます。

種類何を割り引くか検証ストアでの使い道
商品価格から割引特定の商品やコレクションの価格焼き菓子ギフトボックスだけ300円引き
注文金額から割引カートの小計初回購入10%オフ
Xの購入でYをプレゼント条件を満たしたときの別の商品ドリッパーを買うとドリップバッグが半額
無料配送送料期間限定で3,000円以上送料無料
商品価格から割引
何を割り引くか特定の商品やコレクションの価格
検証ストアでの使い道焼き菓子ギフトボックスだけ300円引き
注文金額から割引
何を割り引くかカートの小計
検証ストアでの使い道初回購入10%オフ
Xの購入でYをプレゼント
何を割り引くか条件を満たしたときの別の商品
検証ストアでの使い道ドリッパーを買うとドリップバッグが半額
無料配送
何を割り引くか送料
検証ストアでの使い道期間限定で3,000円以上送料無料

種類を選んだら、次に「方法」をディスカウントコードか自動ディスカウントから選ぶ。種類と方法の組み合わせで、ほぼすべてのクーポンが作れます。

1つ覚えておきたいのが、あとから種類と方法は変えられないこと。ヘルプには、既存のディスカウントの種類と方法は変更できず、変えたいときは削除して作り直す、と書かれています。金額や期間はあとから直せるので、迷うのは種類と方法だけです。

ディスカウントコードと自動ディスカウントの違い

配り方が違います。ディスカウントコードはお客さまがチェックアウトでコードを入力して初めて割引がかかる。ヘルプではメールキャンペーンやパートナーシップでよく使われる方法として紹介されていて、限定感を出しやすい反面、コードを忘れるとカートの放棄につながることもある、と書かれています。自動ディスカウントは、条件を満たしたカートに入力なしで割引がかかります。サイト全体のセール、特定のコレクションのプロモーション、まとめ買いでよく使われる方法。お客さまが割引に気づかないことがある、という注意書きもあります。

比べる点ディスカウントコード自動ディスカウント
お客さまの操作チェックアウトでコードを入力なし(条件を満たせば自動)
向いている場面メルマガ、SNS、同梱チラシで配る全員向けのセール、まとめ買い
数の上限ストア全体でユニークなコード累計2,000万件有効にできるのは最大25件(アプリ分を含む)
1回の注文で使える数商品か注文のコードは5つ、配送のコードは1つまで最大25件
お客さまの操作
ディスカウントコードチェックアウトでコードを入力
自動ディスカウントなし(条件を満たせば自動)
向いている場面
ディスカウントコードメルマガ、SNS、同梱チラシで配る
自動ディスカウント全員向けのセール、まとめ買い
数の上限
ディスカウントコードストア全体でユニークなコード累計2,000万件
自動ディスカウント有効にできるのは最大25件(アプリ分を含む)
1回の注文で使える数
ディスカウントコード商品か注文のコードは5つ、配送のコードは1つまで
自動ディスカウント最大25件

自動ディスカウントの25件は、アプリで作った割引も数に入ります。割引系のアプリを2つ3つ入れていると、気づいたら上限に近づいている。古いセールを終わらせたら、無効にする習慣をつけておくと安心です。

どちらで作るか迷ったら、「誰に渡したいか」で決めてください。特定の人だけならコード、店に来た全員なら自動。

初回購入10%オフのクーポンを発行する手順

コードは「WELCOME10」。検証ストアでまず作りたい、はじめてのお客さま向けのクーポンです。メルマガ登録のお礼として配る想定で進めます。

  1. 管理画面から[ディスカウント]に移動し、[ディスカウントを作成]をクリックする
  2. 種類で[注文金額から割引]を選ぶ
  3. 方法で[ディスカウントコード]を選び、「WELCOME10」と入力する([コードを生成]でランダムな文字列にもできる)
  4. 値で[パーセンテージ]を選び、10と入力する
  5. 購入タイプで[1回限りの購入]を選ぶ(定期購入を設定しているストアだけに出る項目)
  6. 最低要件を決める(理由は次の章で書きます)
  7. 対象となる要件で[すべてのお客様]を選ぶ
  8. ディスカウントの最大使用回数で[お客様1人につき1回に制限する]にチェックを入れる
  9. 組み合わせで、配送ディスカウントとの組み合わせを許可するかを決める
  10. 有効期間で開始日を決める。終了日を設定しなければ無期限になる
  11. [保存]をクリックする

コードの名前に記号は入れないでください。ヘルプに、チェックアウトのURLにコード名が正しく入るよう特殊文字を使わないこと、とあります。英字と数字だけにしておけば、スマホで打つときも間違えにくい。

有効期間の日付は、管理画面で選んでいるタイムゾーンで決まります。検証ストアはAsia/Tokyoなので、開始日の午前0時(日本時間)から使えるようになる。海外のタイムゾーンのまま運営しているストアだと、日付の境目がずれるので気をつけてください。

「1人1回」は「初回だけ」とは違う

ここは勘違いしやすいところです。[お客様1人につき1回に制限する]はメールアドレスか電話番号を見て、同じ人が2回使えないようにする設定。前に何度も買っているお客さまでも、このコードを使うのが初めてなら使えてしまいます。

では、本当に初めての人だけに絞れないのか。対象となる要件で[顧客セグメント]を選び、注文数が0のお客さまのセグメントを指定する方法があります。ヘルプのセグメントの説明にも、注文数で絞る条件(number_of_orders)が載っています。

落とし穴はその先。ヘルプのよくある質問によると、顧客セグメントに限ったディスカウントは既存のお客さまにしか使えず、顧客プロフィールがまだない新規のお客さまは、初回注文が終わるまでセグメントに入りません。はじめてお店に来た人がその場でコードを入れても、弾かれてしまう。なので私は、使い分けをこう考えています。

  • メルマガ登録のお礼として配るなら、登録した時点で顧客情報ができるので、注文数0のセグメントに絞ってよい
  • SNSや広告で広く配るなら、[お客様1人につき1回に制限する]で止めて、既存のお客さまが使う分は割り切る

メルマガの同意者を増やす入口の作り方は、Shopifyのメルマガの始め方に書きました。

クーポンで送料無料のラインを割ると、使ったほうが高くなる

55円。

検証ストアで、10%オフのクーポンを使ったお客さまが、使わなかった場合より多く払うことになる金額です。検証ストアの送料は「本州・四国・九州」が600円、5,000円以上の注文で無料。ここに、深煎りブレンド(1,890円)、浅煎りエチオピア(2,160円)、フィナンシェ5個入り(1,404円)をカートに入れたお客さまがいるとします。

比べる点クーポンなしWELCOME10を使う
商品の合計5,454円5,454円
割引0円545円前後
送料の判定に使う金額5,454円4,909円前後
送料0円600円
支払い5,454円5,509円前後
商品の合計
クーポンなし5,454円
WELCOME10を使う5,454円
割引0円
WELCOME10を使う545円前後
送料の判定に使う金額
クーポンなし5,454円
WELCOME10を使う4,909円前後
送料0円
WELCOME10を使う600円
支払い
クーポンなし5,454円
WELCOME10を使う5,509円前後

割引額の端数の扱いは試していないので表の数字は前後します。なぜこうなるのか。ヘルプの組み合わせのページに、配送料はディスカウント適用後のカート金額で計算される、と書かれているからです。10%引いた時点で5,000円を下回り、送料無料の条件から外れる。お客さまからすれば、クーポンを入れたら合計が上がった、という画面を見ることになります。

これは送料の設定を[設定]>[配送と配達]でしているお店なら、どこでも起きうる話。送料無料のラインの決め方はShopifyの送料設定で書いたとおりで、ラインのすぐ上の注文ほど危ない。避け方は3つ考えました。

  1. クーポンの最低購入金額を、割引後もラインを割らない額にする(10%オフなら5,556円以上)
  2. 割合ではなく定額にして、「3,000円以上で300円引き」のように割引額を小さく読める形にする
  3. 初回クーポンそのものを「送料無料」にする

検証ストアなら3番目を選びます。商品が1,400円から3,800円ほどの店で、1点買いなら10%オフの得は140円から380円ほど。送料無料なら600円の得で、見た目の分かりやすさも上です。お店の負担も最大600円で止まる。

ギフトボックスの割引は自動ディスカウントにする

焼き菓子ギフトボックス(3,780円)は、年末に何箱かまとめて買う人がいそうな商品です。こういう「条件を満たした人は誰でも」の割引は、コードを配るより自動のほうが取りこぼしがない。検証ストアなら、11月から12月の間だけ、ギフトボックスを2箱以上買うと1箱あたり300円引きにします。

  1. [ディスカウント]>[ディスカウントを作成]で[商品価格から割引]を選ぶ
  2. 方法で[自動ディスカウント]を選ぶ
  3. タイトルに「ギフトボックス2箱以上で1箱300円引き」と入れる(カートとチェックアウトでお客さまに見える名前)
  4. 値で[定額]を選び、300と入れる
  5. 適用対象で[特定の商品]を選び、焼き菓子ギフトボックスを追加する
  6. 最低要件で[最低アイテム数]を選び、2と入れる
  7. 有効期間で11月1日から12月31日を指定して[保存]

5の定額割引には[注文ごとにディスカウントを1回のみ適用する]というチェックもあります。入れなければ、対象の商品すべてに300円ずつかかる。3箱なら900円引き。入れると、何箱買っても300円引きで止まります。どちらのつもりで作ったかを、保存の前にもう一度確かめてください。

商品ページに割引が表示されない

自動ディスカウントを作ったのに、商品ページの価格が変わらない。故障ではありません。ヘルプのよくある質問には、ディスカウントはカートとチェックアウトで適用される値下げで、商品ページやコレクションページに取り消し線付きの価格で割引額を見せるには、外部のディスカウントアプリを使うか、Shopifyパートナーに作ってもらう必要がある、と書かれています。

アプリを入れる前にできることもあります。商品説明の冒頭に「12月31日まで、2箱以上のご購入で1箱300円引き(カートで自動で割引されます)」と書き、トップページのお知らせバーにも同じ一文を出す。私はまずこれで様子を見ます。割引の存在に気づかれないことは、ヘルプの自動ディスカウントの説明でも注意点として挙げられている。

余談ですが、Shopifyの日本語ヘルプは、同じ機能をページによって「Xの購入でYをプレゼント」と書いたり「Xを購入してYをゲット」と書いたりしています。画面の表記と少し違っていても、慌てなくて大丈夫。

送料無料クーポンを作るときの設定

1,200円。

検証ストアで北海道・沖縄へ5,000円未満の注文を送るときの送料です。送料無料のクーポンを何も考えずに全国へ出すと、この1,200円もお店が持つことになる。無料配送のディスカウントには、それを避ける項目があります。

1つは「国」。[すべての国]のままか、特定の国を選ぶ。国内だけで売っているなら、日本だけにしておけば迷いません。

もう1つが[特定の金額以上の配送料を除外する]。ヘルプではこの項目は配送料にだけかかり、注文額とは関係がないと説明されています。期間限定で「3,000円以上で送料無料」にするとき、ここに1,000と入れておけば、1,200円の配送料は無料の対象から外れます。

項目検証ストアでの設定
種類と方法無料配送、自動ディスカウント
国日本
除外する配送料1,000円以上
最低購入金額3,000円
購入タイプ1回限りの購入
有効期間キャンペーンの期間だけ
種類と方法
検証ストアでの設定無料配送、自動ディスカウント
国
検証ストアでの設定日本
除外する配送料
検証ストアでの設定1,000円以上
最低購入金額
検証ストアでの設定3,000円
購入タイプ
検証ストアでの設定1回限りの購入
有効期間
検証ストアでの設定キャンペーンの期間だけ

送料無料のクーポンは、1回の注文に1つまで。ヘルプには、配送ディスカウント同士は組み合わせられない、とはっきり書かれています。商品や注文の割引と一緒に使えるようにするには、両方のディスカウントの[組み合わせ]で、相手の種類との組み合わせを許可しておく必要がある。

作ったディスカウントは組み合わせの設定を変えないかぎり重なりません。ヘルプのよくある質問にも、ディスカウントは自動では組み合わせられない、とあります。

定期便の10%オフとクーポンを重ねるときの注意

私が最初に気になったのは、定期便を申し込んだ人に初回クーポンまでかかったらどうなるか、でした。検証ストアでは、Shopify Subscriptionsで「コーヒー豆の定期便」(毎月・10%オフ)を作ってある。このプランの割引はアプリの中で設定したもので、[ディスカウント]の画面で作るクーポンとは別物です。設定の手順はShopifyの定期購入の始め方に書きました。

問題はクーポンの購入タイプを[両方]や[定期購入]にしたとき。ヘルプにはディスカウントコードが定期購入に適用されると、そのディスカウントの写しが定期購入の契約に保存される、と書かれています。写しは元のコードとは切り離されていて、コードを期限切れにしても無効にしても、すでにある契約には割引がかかり続ける。

初回10%オフのつもりで配ったコードが、定期便の申し込みに使われたらどうなるか。毎月、プランの10%オフに加えてクーポンの割引も続く可能性がある。止めるには、定期購入のアプリで契約から割引を外すしかありません。自動ディスカウントも同じ扱いです。Shopify Subscriptionsの考慮事項のページには、[ディスカウント]で作った自動ディスカウントは定期購入の注文にも適用され、各注文に割引がかかる、とあります。ギフトボックスの自動割引は定期便の商品と関係がないので問題ありませんが、「全商品10%オフ」のセールを自動で作るときは、購入タイプを必ず見てください。

定期購入の商品と1回限りの商品が同じ注文に入っていても、ヘルプによれば別々の行として扱われるので、それぞれに違うディスカウントをかけられます。「定期便のついでにフィナンシェも1箱」という注文なら、初回クーポンはフィナンシェの行にだけかかる、という作りにできる。

誕生日クーポンは顧客セグメントで対象を絞る

ディスカウントの画面だけでは作れない。[対象となる要件]で選べるのは、すべてのお客様、特定のお客様、顧客セグメント、マーケットの4つ。誕生日という条件は出てこないので、「誕生日が近い人」のセグメントを先に作ることになります。

ヘルプのセグメントの説明では、誕生日で絞るには標準のメタフィールド(facts.birth_date)を有効にするか、自分でメタフィールドを作る必要がある、とされています。そのうえで、次の30日以内に誕生日が来るお客さまを抜き出す例が載っている。

anniversary('metafields.facts.birth_date') BETWEEN today AND +30d

あとは、このセグメントだけが使える[お客様1人につき1回]のコードを作り、同じセグメントにメールで送る流れです。

正直に書くと、ここはまだ検証ストアで試していません。誕生日はお客さまから教えてもらわないと入らない情報で、入力してもらう入口をどこに置くかを先に決める必要があるからです。検証ストアには注文も顧客もまだないので、形だけ作っても確かめようがない。お客さまの誕生日を集める仕組みができてから、この章は書き足します。

Shopifyのディスカウントで知っておきたい上限と制限

25件。有効にしておける自動ディスカウントの上限です。設定の途中でエラーが出たとき、原因はだいたいこうした上限か組み合わせにある。ヘルプで確認できたものを並べておきます。

項目上限・制限
有効な自動ディスカウント最大25件(アプリで作った割引を含む)
1回の注文で使えるコード商品か注文のコードは5つ、配送のコードは1つ
ユニークなコードの数ストアごとに累計2,000万件
1つのコードの対象特定のお客様、商品、バリエーションは最大100件
組み合わせが使える場所オンラインストア、Storefront API、Shopify POSの注文
値が0のディスカウント正しく動かない場合がある。割合なら1%以上にする
有効な自動ディスカウント
上限・制限最大25件(アプリで作った割引を含む)
1回の注文で使えるコード
上限・制限商品か注文のコードは5つ、配送のコードは1つ
ユニークなコードの数
上限・制限ストアごとに累計2,000万件
1つのコードの対象
上限・制限特定のお客様、商品、バリエーションは最大100件
組み合わせが使える場所
上限・制限オンラインストア、Storefront API、Shopify POSの注文
値が0のディスカウント
上限・制限正しく動かない場合がある。割合なら1%以上にする

組み合わせにはもう1つ条件があります。商品の割引と注文の割引を重ねる、注文の割引同士を重ねる、の2つは、条件を満たしたストアだけが使える組み合わせ。チェックアウトを古いやり方(checkout.liquid)でカスタマイズしていると使えません。同じ商品に商品の割引を2つ重ねるのは、Shopify Plusのプランだけです。

Facebook、Instagram、Googleなど外部のチェックアウトでは、組み合わせ自体が使えない、ともあります。SNSのショップ機能で売っているお店は、クーポンが店のサイトと同じように重なるとは限らない、と考えておいてください。

お客さまから問い合わせが来やすい表示

クーポンを配ると、問い合わせの内容はおおむね決まってきます。ヘルプに載っている表示と原因を控えておくと、返信が早くなる。

  • 「有効なディスカウントコードを入力してください」は、存在しないか、期間外か、無効にしたコード
  • 「カート内のアイテムには有効ではありません」は、対象外の商品しか入っていない
  • 「すでに使用されています」は、注文が終わっていない購入手続きがコードを押さえている場合もある
  • Shop Payで払おうとしているお客さまは、ログインするまでコードの入力欄が出ない

3つ目は、お客さまが決済の途中で離れたときに起きます。ヘルプでは、同じ条件の新しいコードを作って送る方法が案内されている。コードの名前を変えたり、無効にして戻したりしても、使った記録は消えないそうです。

CONTACT

Shopifyの販促、設定から一緒に考えます

クーポンや定期便の割引の設計、送料無料ラインとの整合、メルマガでの配り方、公開後の広告運用まで一人で担当します。今の商品と価格で、どの割引が合っているかから整理します。

ご相談は無料です。そのまま依頼しなくても大丈夫です。

クーポンを配る前に、テスト注文で確かめる

管理画面の設定を眺めても割引が正しいかは分からない。ヘルプの組み合わせのページでもテスト注文をするか、決済の手前まで進んでコードを入れ、表示を見てから閉じる方法が案内されています。対象の商品と対象外の商品を両方カートに入れて試すように、とも書かれている。検証ストアで配る前に見る項目は、こうなります。

  • 送料無料のラインのすぐ上の金額でクーポンを入れたとき、送料と合計がどうなるか
  • 対象外の商品だけのカートで、コードがきちんと弾かれるか
  • 定期便の商品をカートに入れて、初回クーポンがかからないか
  • 自動ディスカウントとクーポンを両方満たすカートで、重なるか、よいほうだけがかかるか
  • 北海道・沖縄の住所で、送料無料のクーポンが想定どおりに外れるか
  • 商品ページやお知らせバーに、割引の条件と期限を書いたか

配ったあとは、レポートの[ディスカウントによる売上]で、どのコードがどれだけ使われたかを見られます。使われていないコードは、配り方か中身のどちらかが合っていない。

クーポンは、来てくれた人の背中を押すものです。そもそもお店に人が来ていないなら、割引を深くしても売上は動きません。人を集める順番はShopifyの集客方法にまとめました。

参考にした資料

FAQ

Shopifyでクーポンはどこから作りますか?
管理画面の[ディスカウント]から[ディスカウントを作成]を押し、種類(商品価格から割引、注文金額から割引、Xの購入でYをプレゼント、無料配送)を選びます。そのあと方法で[ディスカウントコード]を選べば、お客さまが購入手続きで入力するクーポンになります。[自動ディスカウント]を選ぶと、条件を満たしたカートに自動で割引がかかります。
ディスカウントコードと自動ディスカウントは何が違いますか?
ディスカウントコードは、お客さまがチェックアウトでコードを入力したときだけ割引がかかります。メールやSNSで特定の人に配るときに使います。自動ディスカウントは、条件を満たせば入力なしでカートやチェックアウトに割引がかかります。有効にできる自動ディスカウントは、アプリによるものを含めて最大25件です。
Shopifyで初回購入の人だけが使えるクーポンは作れますか?
標準の設定にある[お客様1人につき1回に制限する]は、メールアドレスか電話番号ごとに1回までにする設定で、初めての注文かどうかは見ていません。顧客セグメントで注文数0の人に絞る方法もありますが、公式ヘルプによると、顧客プロフィールがまだない新規のお客さまは初回注文が終わるまでセグメントに入りません。メルマガ登録で顧客情報がある人向けに使う形になります。
クーポンを使うと送料無料にならないことがあるのはなぜですか?
公式ヘルプによると、配送料はディスカウントを適用したあとのカート金額で計算されます。たとえば5,000円以上で送料無料のお店で、5,454円の注文に10%オフのクーポンを使うと、割引後は5,000円を下回り、送料がかかります。クーポンに最低購入金額を付けるか、送料無料のクーポンにするかで避けられます。

関連記事

Shopifyの在庫管理のやり方|標準機能でできる範囲と、在庫連携が必要になるときShopify・EC

Shopifyの在庫管理のやり方|標準機能でできる範囲と、在庫連携が必要になるとき

Shopifyの在庫管理を、検証ストアの管理画面を見ながら整理しました。在庫を追跡する設定、在庫数の登録と変更(1商品ずつ・在庫画面・CSV)、ロケーションの分け方、在庫切れのときの見せ方、楽天やAmazon、実店舗のレジと在庫連携が必要になる場面と、ネクストエンジンやスマレジの位置づけまで。

Shopifyで定期購入を始める方法|無料アプリShopify Subscriptionsの設定と注意点Shopify・EC

Shopifyで定期購入を始める方法|無料アプリShopify Subscriptionsの設定と注意点

Shopifyで定期便・サブスクを始めたい人向けに、定期購入に必要なアプリ、公式の無料アプリ「Shopify Subscriptions」でできることとできないこと、プランの作り方と商品ページへの表示、使える決済の制限、スキップ・解約の導線、特定商取引法の表示まで、公式ヘルプと消費者庁の資料をもとにまとめました。

Shopifyの送料設定|全国一律・地域別・○円以上で送料無料のやり方Shopify・EC

Shopifyの送料設定|全国一律・地域別・○円以上で送料無料のやり方

Shopifyの送料の設定方法を、これからお店を開く人向けに整理しました。配送プロファイルと配送エリアの考え方、全国一律・地域別・重量別・注文金額別の決め方、「○円以上で送料無料」の手順、北海道・沖縄・離島、商品ごとの送料、海外発送まで、公式ヘルプと実案件をもとにまとめています。