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Shopifyのメルマガ|無料で始める設定と、届かない原因

2026.09.18あおい
Shopifyのメルマガ|無料で始める設定と、届かない原因

「カゴ落ちメールは有効になっているのに、30日で1通しか送られていない」

健康茶を扱うShopifyストアの数字を見ていて気づいたことです。カートに入れて購入まで進まない人は毎月一定数いる。設定画面ではオートメーションが「有効」になっている。それなのに送信件数が1。

原因は、メルマガの「同意者」がゼロだったことでした。

Shopifyのメルマガは、標準機能だけで始められて、月10,000通までは無料です。アプリを探す前に、まず送る相手がいる状態になっているか。この記事は、そこから順番に書いていきます。

Shopifyのメルマガは、まず無料のShopifyメールでいい

Shopifyには「Shopifyメール」というメール配信の機能が最初から用意されています。管理画面のマーケティングから作れて、テキストや画像、ボタンを並べる形式なのでHTMLの知識は要りません。

料金は次のとおり。

項目内容
月額0円(どのプランでも使える)
無料で送れる通数月10,000通まで
超えた分1,000通ごとに1ドル
自動メール注文確認・発送通知・カゴ落ちなどは無料枠を消費しない
月額
内容0円(どのプランでも使える)
無料で送れる通数
内容月10,000通まで
超えた分
内容1,000通ごとに1ドル
自動メール
内容注文確認・発送通知・カゴ落ちなどは無料枠を消費しない

月に数千人へ送るストアでも無料枠に収まります。Klaviyoのような有料アプリが必要になる場面は後で書きますが、開店から1年くらいのストアで、最初からそこに行く必要はありません。

送る前に確認すること|同意者は何人いるか

15件、0件、1件。

冒頭のストアで確認したときの数字です。

  • 離脱したチェックアウト(メールアドレスまで入力して購入に進まなかった人):直近で15件
  • そのうちメール同意あり:0件
  • カゴ落ちメールの送信数:30日で1件

メールは、受け取ることに同意した人にしか送れません。Shopifyでは顧客ごとに「メールマーケティングに同意」の状態を持っていて、メルマガもカゴ落ちメールも、同意している人だけが対象になる。15人全員がメールアドレスを入れているのに、誰にも送れていない。設定画面を開くと、チェックアウトのマーケティングオプトインが「表示しない」になっていました。同意のチェックボックスが出ていないので、同意する手段がそもそもない。オートメーションが有効でも、送る相手がいなかったわけです。

同意者の数は、顧客一覧を「メールマーケティング:登録済み」で絞ると見られます。メルマガを始める前に、まずここを見てください。ゼロか一桁なら、次の設定が先です。

同意者を増やす設定は3か所

チェックアウトのマーケティングオプトイン

設定のチェックアウトの中に、マーケティングオプトインの項目があります。ここを「表示しない」から表示する設定に変えると、購入手続きの画面に「お得な情報をメールで受け取る」のチェックが出ます。

冒頭のストアではこの1か所を変えただけで、以後の購入者から同意が取れるようになりました。買う直前の人ほど温度の高い相手はいない。ここで同意を取らないのは、もったいないです。

フッターの登録フォーム

テーマの大半には、フッターにメール登録のセクションがあります。テーマエディタで表示をオンにするだけ。

ただ、ニュースレターに登録、の一文だけでは登録されません。登録すると何が届くのかを書いてください。「新商品の入荷を先にお知らせ」「初回に使える送料無料クーポン」のように、受け取る側の得が1行あるかどうかで変わります。

購入後のページとメール

注文完了のページと注文確認メールにも、登録への案内を置けます。すでに買ってくれた人なので、次に届いてほしいのは口コミの依頼や再購入のきっかけです。

冒頭のストアでは、口コミページに商品を選んだ状態で開ける直リンクを用意して、購入後のメールから飛べるようにしました。?product=商品ハンドル を付けるだけで商品が選択済みになるので、書く側の手間が減る。

最初に整える自動メール

メルマガの前に、Shopifyが自動で送っているメールを一度全部開いてみてください。

冒頭のストアでは、カゴ落ちメールの店名が「マイストア」のまま、住所は移転前の古いもの、件名は英語で「Complete your order」でした。ブランド設定は正しく直してあったのに、メールごとに古い値が残っていた。受け取った人からすれば、知らない店から英語のメールが来たようにしか見えません。

直したのは3つです。

  1. 件名を日本語に。「お買い物の途中ではありませんか?【店名】」
  2. プレビューテキスト(受信箱で件名の横に出る一文)を追加
  3. ブランディングを再適用して、ヘッダーとフッターの店名・住所を現在のものに

自動メールの一覧は、設定の通知にあります。注文確認、発送通知、カゴ落ち。この3つは購入者が必ず目にするので、メルマガより先に整えておく価値があります。

メルマガで何を送るか

同意者が増え始めたら、次は送る中身。開店直後のストアで効いたのは、派手な企画より「買った人が次に動くきっかけ」でした。

送るものタイミング狙い
口コミの依頼商品が届いた頃レビューが増えると商品ページの転換率が上がる
再購入の案内飲み切る・使い切る頃消耗品は「そろそろ」の一言で戻ってくる
新商品・入荷発売の数日前一般公開より先に知らせる
送料無料の条件まとめ買いが増える時期客単価を上げる
口コミの依頼
タイミング商品が届いた頃
狙いレビューが増えると商品ページの転換率が上がる
再購入の案内
タイミング飲み切る・使い切る頃
狙い消耗品は「そろそろ」の一言で戻ってくる
新商品・入荷
タイミング発売の数日前
狙い一般公開より先に知らせる
送料無料の条件
タイミングまとめ買いが増える時期
狙い客単価を上げる

頻度は週1回で十分。送りすぎると解除されます。1通に1つの用件、ボタンは1つ。件名は受信箱で最初の15字くらいしか見えないので、大事な語を前に置きます。

集客の全体像の中でメルマガがどこに位置するかは、Shopifyの集客方法で整理しています。メルマガは「集める」ではなく「戻ってきてもらう」経路です。

Klaviyoなど有料アプリに移るタイミング

Shopifyメールで足りなくなるのは、次のどちらかが起きたときです。

  • 口コミの内容や購入した商品ごとに、細かく分けて配信したい
  • 購入から何日後に何を送る、という自動の流れを何本も組みたい

冒頭のストアで口コミ機能を検討したとき、Klaviyoの料金も見積もりました。

連絡先数月額年額
1,000件30ドル(約4,920円)360ドル(約59,040円)
5,000件100ドル(約16,400円)1,200ドル(約196,800円)
1,000件
月額30ドル(約4,920円)
年額360ドル(約59,040円)
5,000件
月額100ドル(約16,400円)
年額1,200ドル(約196,800円)

同意者が数百人の段階で払う金額ではない。結論は「Klaviyoが必須になるのは、口コミの内容をトリガーにした細かいセグメント配信をやる場合だけ」でした。まずShopifyメールで同意者を増やし、送る中身を固めてから。移るのはそのあとで遅くない。

CONTACT

Shopifyのメルマガと計測を整えませんか?

同意者の数、自動メールの中身、カゴ落ちの送信数まで実際のストアの数字を見て、何から直すかを整理します。

ご相談は無料です。そのまま依頼しなくても大丈夫です。

始める前のチェックリスト

  • 顧客一覧で「メールマーケティング:登録済み」の人数を確認した
  • チェックアウトのマーケティングオプトインを表示にした
  • フッターの登録フォームに「登録すると何が届くか」を書いた
  • 注文確認・発送通知・カゴ落ちメールの店名・住所・件名を今の情報にした
  • カゴ落ちメールの送信数が、離脱チェックアウトの数と見合っているか確認した
  • 最初の1通で送る用件を1つに決めた

順番は上からです。同意者がいない状態で配信の企画を練っても、届く先がありません。まず1つめの数字を見るところから始めてください。売れない原因の切り分けはShopifyで売れない原因と対策に、CRM全体の考え方はCRMマーケティングで売上を伸ばす方法にまとめています。

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