Stellarium

Meta広告の運用代行の費用と選び方|手数料の決まり方、画像の制作費、頼む前に聞くこと

あおい
Meta広告の運用代行の費用と選び方|手数料の決まり方、画像の制作費、頼む前に聞くこと

「インスタ広告を代理店に頼みたい。でも、見積もりの金額が高いのか安いのか分からない」

Meta広告(Instagram・Facebookに出す広告)を外に任せようとしたオーナーさんや担当者さんが、最初にぶつかる迷いです。料金表の数字だけ並べても比べられない。何が入っていて、何が入っていないのかが会社ごとに違うからです。

私はMeta広告の運用代行を受けていて、料金も公開している身。ここでは、その料金表と自分の運用の実例を材料に、費用が何で決まるのか、どこを見て依頼先を選べばいいのかを書きました。見積もりのときに聞く項目は後半にまとめました。

Meta広告の運用代行の費用は、広告費と手数料と制作費に分かれる

見積もりに「月10万円」とだけ書いてあったら中身を分けてください。

かかるもの払う先中身
広告費Meta広告が表示されたり、クリックされたりしたときのお金
運用手数料代行会社配信の設定と調整、数字の確認、報告
制作費代行会社か制作会社広告の画像や動画、文章、飛び先のLP
広告費
払う先Meta
中身広告が表示されたり、クリックされたりしたときのお金
運用手数料
払う先代行会社
中身配信の設定と調整、数字の確認、報告
制作費
払う先代行会社か制作会社
中身広告の画像や動画、文章、飛び先のLP

広告費は、広告アカウントに登録したカードなどからMetaへ直接払う形と、代行会社がまとめて請求する形があります。私の場合は前者で、広告費はMetaに直接払っていただき、私が受け取るのは手数料だけ。広告費の仕組みそのもの(1日いくらから出せるか、何にお金がかかるか)はインスタ広告の費用に書いたので、ここでは手数料と制作費の話に絞ります。

Google広告の代行と比べてMeta広告で見積もりが分かれやすいのは3つ目の制作費です。

検索広告は文字だけで出せる。Metaの広告は、画像か動画がないと始まりません。しかも同じ画像を出し続けると反応が落ちていくので、運用しているあいだ、新しい1枚を作り続けることになります。この「作り続ける分」が手数料に入っているのか、別料金なのか。ここで見積もりの総額が大きく変わります。

手数料は「広告費の何%」か「月額固定」で決まる

2026年10月13日に「meta広告 運用代行」で検索して上位に出た解説記事では、手数料の目安として「広告費の18〜20%程度」か「月額固定」が挙がっていました。公的な統計があるわけではなく、解説記事どうしが同じくらいの数字を挙げている、というのが実際のところ。

私の料金表も、広告運用は運用額の20%(税別)にしています。

ただ、率だけを見ると読み違えます。料金に下限を決めていることがよくあるからで、私の料金もそう。「運用額30万円未満は一律で月6万円」としているので、広告費ごとに計算するとこうなる。

月の広告費(円)手数料(円)広告費に対する割合
500,000100,00020%
300,00060,00020%
100,00060,00060%
500,000
手数料(円)100,000
広告費に対する割合20%
300,000
手数料(円)60,000
広告費に対する割合20%
100,000
手数料(円)60,000
広告費に対する割合60%

広告費10万円の月でも、手数料は6万円。

割合にすると60%で、20%という看板とはずいぶん違って見えます。設定の確認やレポートの手間は、広告費が少なくてもほとんど減らない。下限を置く会社があるのはそのためです。手数料の決まり方と、内製と比べたときの考え方は広告運用代行の費用相場で計算しながら詳しく書きました。

予算が小さいと、手数料より先に「学習」で困る

Meta広告には、もう1つ予算の事情があります。

Metaのヘルプでは、広告セットに大きな変更を加えてから1週間以内に約50件の成果が集まると、配信の情報収集期間が終わるのが通常だと説明されています(情報収集期間について)。たとえば問い合わせ1件に3,000円かかる商材なら、50件で15万円。1週間でこれだけ使えないと、配信が落ち着かないまま月が終わることもあります。

だからといって、小さな予算で頼むのが間違いというわけでもない。予算が届かないときは、広告セットを1つにまとめる、数えやすい行動を成果にする、といったやり方があります(Metaの最小予算のベストプラクティスにも、達成しやすいイベントを試す方法が書かれています)。月の予算を聞いたうえで、そこまで一緒に決めてくれる相手かどうか。見積もりの段階で確かめておきたいところです。

Meta広告の運用代行は、画像と動画を何本作るかで中身が変わる

運用代行の手数料に「バナー・動画クリエイティブの改善提案」と書いてあっても、作るとは限りません。

提案だけして、作るのは広告主か別の制作会社、という契約もあります。そうなると1枚差し替えるたびに、依頼して、待って、確認して、入稿する、という往復が入る。そのあいだも広告は古い画像のまま動いています。

どの1枚が成果につながるかは、出してみないと分からないものです。

東京都西部の運送会社でドライバー募集のMeta広告を出したときは、静止画3本と動画2本を入れました。最初の6日間、最もクリックされたのは車の周りを一周する動画で、クリック率は13.0%。それなのに応募は0件で、応募が出たのは別の動画と静止画からでした(経緯はMeta広告でトラックドライバーを募集した最初の1週間に残しています)。クリックされる絵と、応募される絵は違ったんです。

こういう結果が出たときに、次の1枚をすぐ作れるかどうか。見積もりで聞きたいのは次の3つです。

  • 月に何本の画像と動画を作ってくれるか
  • 作るのは誰か(運用している本人か、別の制作担当か、外注か)
  • 差し替えを頼んでから配信に出るまで、何日かかるか

本数が少なくても、反応を見て作り直す回数が多ければ困りません。逆に「月10本納品」でも、配信の数字を見ずに作った10本なら、当たる確率は上がらない。数より、数字を見た人が作っているかどうかが分かれ目でした。

余談ですが、Metaの管理画面では画像や動画のことを「クリエイティブ」と呼びます。見積もりにこの言葉が出てきたら、広告に使う絵と文章のことだと思って読めば大丈夫です。

広告で人は来ても、飛び先で帰られたら1件にもならない

161回。

2026年9月13日から10月12日までの30日間に、私がStellariumのMeta広告運用のページ向けに出したMeta広告から、そのページに来た訪問の数です(GA4で確認)。このうち、ページをしばらく読む、スクロールするといった動きがあった訪問(GA4ではエンゲージメントのあったセッションと呼びます)は51回で、全体の約3割。この期間、その広告から来た人の問い合わせは0件でした。

広告の役目は果たしている。人は来ているんです。ただ来た人の7割近くは読む前に帰っていました。

正直、ここは自分の読みが甘かった。広告とページの言っていることがずれているのか、ページの最初の画面で知りたいことが見えないのか。いまは最初の画面とページの順番を見直しているところで、結果はまだ出ていません。

自分でやってみて分かったのは、広告の管理画面だけを見ていると、この3割という数字はまず目に入らないということです。広告マネージャにはクリックもリンクのクリック率も出ますが、ページに来た人が読んだかどうかは、GA4のような別の道具を開かないと見えない。

依頼先を選ぶときもここを見てくれる相手かどうかで結果が変わります。私が運用している東京のサロン系セミナーの集客では、広告の設定は変えずに飛び先のLPを作り替えたところ、1か月で申込1件あたりの広告費が9,964円から5,016円に下がり、申込は49件から93件に増えました。変えたのは飛び先だけ。詳しい経緯はMeta広告の費用対効果を上げる方法に書いています。

広告の担当とページの担当が別の会社だと、「広告は悪くない、ページのほうでは」「いや広告が」という話になりがちです。どちらかが直すまでの間、広告費は出ていく。

Meta広告の代理店を選ぶときに、確かめる4つ

手数料と制作の話のほかにも契約の前に確かめておくことがあります。

広告アカウントの持ち主が誰か

広告アカウントを誰の名義で作るかは解約するときに響いてきます。

Metaには、ビジネスポートフォリオ(旧ビジネスマネージャ)でパートナーに広告アカウントなどへのアクセス許可を付与するしくみがあります(ビジネスポートフォリオでパートナーにビジネスアセットへのアクセス許可を付与する)。持ち主は自分のままで、代行会社には使う権限だけを渡す形です。

代行会社の名義のアカウントで配信していると、契約を終えたときに過去の配信データやピクセルの記録をそのまま引き取れないことがあります。最初の打ち合わせで「アカウントは誰の名義で作りますか」と聞けば、それで十分です。

成果を何で数えているか

Meta広告の数字は何を成果として送っているかで見え方が変わります。

フォームの送信完了なのか、ページを開いただけなのか。LINEの友だち追加と問い合わせを同じ1件にしていないか。ブラウザの制限で取りこぼす分を補うコンバージョンAPI(サーバーから成果を送るしくみ)を入れるかどうかも、聞いておきたい項目です。くわしくはMetaのコンバージョン APIにまとめました。

計測の設定が手数料に入っているか、初期費用として別にかかるか。これも会社で違います。

報告で何を教えてくれるか

レポートの枚数は気にしなくていい。

見るのは、数字が動いた理由と、次に何をするかが書いてあるかどうか。クリック数や表示回数がきれいなグラフで並んでいても、「先月より問い合わせが減ったのはなぜか」に答えていなければ、判断には使えません。毎月の報告の見本を、契約前に見せてもらえるか聞いてみてください。

最低契約期間と、やめ方

運用代行には、最低契約期間を決めている契約があります。私も初回は3か月。広告の学習と、画像を何度か入れ替えて比べるのに、そのくらいかかるからです。

確かめたいのはそのあとのやめ方です。何日前までに言えば、いつ終わるのか。最初に書面で見ておけば、あとで揉めずに済みます。

Meta広告が合わない商材もある

インスタやFacebookの広告はまだ探していない人に見つけてもらうのが得意な媒体です。

悩みがはっきりしていて、困った人がすでに検索している商材なら、Googleの検索広告のほうが早く成果が出ることがあります。急な水漏れの修理や、今日開いている病院を探している人は、インスタを眺めていません。

依頼先が「Meta広告ならうちに」とだけ言う会社なのか、商材を聞いたうえで「この商品なら検索広告から始めたほうがいい」と言ってくれる会社なのか。後者のほうが、広告費を無駄にしにくい。

最初の相談で自分の商品を説明したあとに何と言われるか。そこで見分けがつきます。

見積もりで聞くことのチェックリスト

見積もりを2〜3社から取ったら横に並べて同じ項目を埋めてみてください。

  • 手数料は広告費の何%か、月額固定か。最低手数料はいくらか
  • 広告費はMetaに直接払うのか、代行会社にまとめて払うのか
  • 画像と動画は月に何本作るか。作るのは誰か
  • 差し替えを頼んでから配信に出るまで何日か
  • 飛び先のLPやサイトの改善まで見てくれるか。別料金か
  • 広告アカウントとピクセルは誰の名義か
  • 何を成果として数えるか。コンバージョンAPIは入れるか
  • 毎月の報告の見本を見せてもらえるか
  • 最低契約期間と、解約の申し出の期限
  • 初期費用や計測の設定費が別にかかるか

全部に答えられる会社なら、率が少し高くても比べる価値があります。答えがあいまいな項目が多いなら、安くても慎重に。

Stellariumに頼む場合の費用と中身

最後に私のところの話を。

Meta広告の運用代行は、広告の画像やコピー、飛び先のLPまで、運用している私がそのまま作る形でお受けしています。上で書いた「数字を見た人が作る」を、自分でやるためにこの形にしました。

料金はこうなっています。

メニュー料金(税別)中身
広告運用運用額の20% / 月運用額30万円未満は一律で月6万円
3か月のセット500,000円LP制作200,000円(単体だと400,000円)と、広告運用・LP改善100,000円×3か月
広告運用
料金(税別)運用額の20% / 月
中身運用額30万円未満は一律で月6万円
3か月のセット
料金(税別)500,000円
中身LP制作200,000円(単体だと400,000円)と、広告運用・LP改善100,000円×3か月

3か月のセットは、月の運用額が50万円以上になると運用額の20%が月額の料金になる決まり。広告費は別で、広告アカウントに登録したお支払い方法からMetaへ直接払っていただきます。初回は3か月の継続をお願いしていて、4か月目以降は前月15日までにお申し出いただければ、その月の末で終えられます。料金の一覧は料金表にまとめて載せている。

Metaより検索広告のほうが合っていそうな商品なら、相談の段階でそう言います。遠慮はしません。Google検索の広告も運用しているので、予算をどちらにどれだけ置くかから一緒に決められます。

CONTACT

Meta広告の運用を頼むか迷っていませんか?

今の広告費と商品を伺ったうえで、Meta広告から始めるか、手数料を払ってまで頼むほどかも含めてお答えします。

ご相談は無料です。そのまま依頼しなくても大丈夫です。

参考にした資料

FAQ

Meta広告の運用代行の費用はいくらですか?
Metaに払う広告費とは別に、代行の手数料がかかります。検索上位の解説記事では「広告費の18〜20%程度、または月額固定」がよく挙がる目安です。私の料金は運用額の20%(税別)で、運用額30万円未満は一律で月6万円です。画像や動画の制作費が手数料に入るかどうかは会社ごとに違うので、見積もりで確かめてください。
広告費が少なくても、Meta広告の運用代行は頼めますか?
頼めますが、割高になりやすいです。最低手数料がある料金だと、広告費10万円の月でも手数料が6万円になり、広告費に対する割合は60%です。Metaは1週間に約50件の成果が集まると配信が安定しやすいと説明しているので、予算が小さいなら成果の数え方や広告セットの数から一緒に決めてくれる相手を選びます。
運用代行に頼むと、広告アカウントは誰のものになりますか?
契約しだいです。持ち主は自分のままにして、代行会社にはビジネスポートフォリオのパートナーとして使う権限だけを渡す方法があります。代行会社の名義のアカウントで配信すると、解約したときに過去のデータや学習の積み上げを持ち出せないことがあるので、契約前に確かめます。
Meta広告の代理店を選ぶときは、何を見ればいいですか?
手数料の率より、画像や動画を月に何本作ってくれるか、誰が作るか、飛び先のLPまで見てくれるか、広告アカウントの名義、最低契約期間と解約の条件を見ます。Metaが合わない商材のときに、別の媒体をすすめてくれるかどうかも判断材料になります。

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