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SEO会社の選び方|おすすめを探す前に確かめること、危ない提案と月次報告の見方

あおい
SEO会社の選び方|おすすめを探す前に確かめること、危ない提案と月次報告の見方

「SEOをどこかに頼みたい。でも『seo 会社 おすすめ』で調べると、ランキング記事ばかりで、どこを信じればいいのかわからない」

どの会社のサイトにも「実績多数」「上位表示に強い」と書いてあって、違いが見えない。営業の電話やメールも来る。結局、担当者の感じのよさで決めてしまいそう。そんな相談をよく受けます。

私はStellariumという名前で、SEOの仕事を受けている側。なので自分に都合のいい話にならないよう、Googleが公開している業者選びの注意点と、私が実際に見てきた数字を材料にしました。おすすめの会社名は出さない。かわりに、どの会社を前にしても使える確かめ方を並べます。

SEO会社のおすすめを探す前に、Googleの注意書きを読んでおく

SEO業者を頼むか迷っている人に向けて、Google自身が書いたページがある。Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」です。

検索エンジンを作っている会社自身が、業者選びの注意点を書いている。案外読まれていません。

その中で、はっきり書かれていることがあります。

Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。

同じページでは、掲載順位を保証すると言う業者、Googleとの「特別な関係」を強調する業者、Googleへの「優先登録」を宣伝する業者には注意するように、とも書かれています。不審なメールを送ってくるSEO業者や、リンクのトラフィック対策、何千もの検索エンジンへの登録申請で効果をうたう業者も、避けるべき相手に挙がっている。

おすすめのランキングを眺める前に、このページを一度読んでおくと、営業トークのどこを疑えばいいかが見えてきます。

危ない提案の見分け方

SEOの営業でよく出てくる提案のうち、気をつけたいものを5つ並べました。Googleの注意書きと重なるものも混ざっています。

名前を変えて何度も出てくる提案ばかり。

提案どこが危ないか
「1位を保証します」Googleが保証できないと書いている
被リンクの販売や大量の登録順位を操作するリンクはGoogleのスパムポリシーの対象
記事の本数だけの見積もり本数を増やすこと自体は順位を上げる理由にならない
Search Consoleを業者の名義で作るやめたときに過去の数字が手元に残らない
何を直したかを教えない変更の説明はGoogleも業者に求めている
「1位を保証します」
どこが危ないかGoogleが保証できないと書いている
被リンクの販売や大量の登録
どこが危ないか順位を操作するリンクはGoogleのスパムポリシーの対象
記事の本数だけの見積もり
どこが危ないか本数を増やすこと自体は順位を上げる理由にならない
Search Consoleを業者の名義で作る
どこが危ないかやめたときに過去の数字が手元に残らない
何を直したかを教えない
どこが危ないか変更の説明はGoogleも業者に求めている

順位保証と被リンクの販売は、その場で外していい

「3か月で1ページ目に出します。出なければ返金」。こう言われると安心したくなる。でも、検索結果の順番を決めるのはGoogleで、SEO会社ではありません。

被リンクの販売も同じです。被リンクとは、ほかのサイトから自分のサイトへ張られたリンクのこと。Googleはスパムに関するポリシーで、検索順位を操作するためにリンクを売り買いすることを違反として挙げています。お金で集めたリンクは、効かないどころか、サイトの評価を下げる原因にもなる。

この2つが提案書に出てきたら、ほかの条件がどれだけよくても候補から外してかまいません。

記事の本数だけで見積もる会社は、中身を一段深く聞く

「月10本で〇〇円」。記事の本数が並んだ見積もりは比べやすいので、つい本数で選びたくなります。

記事を書くこと自体は悪くありません。困るのは、サイトの内部に穴が開いたまま記事だけが増えていく場合です。Googleにページが見つかっていない、表示が重い、同じ語で自社のページ同士が取り合っている。こういう状態だと、記事を何本足しても検索結果に出る前に止まってしまう。内部と外部の違いや、発注先が内部をどこまで見ているかの見分け方は、SEOの内部対策と外部対策に書きました。

費用の相場や、記事だけの見積もりと内部から見る見積もりの違いは、SEO対策の費用相場に分けてまとめています。ここでは金額の話は深追いしません。

契約前に聞くこと

商談の前に、この質問を紙に書いて持っていってください。どの候補にも同じ順で聞くと、答えの違いがそのまま比べる材料になります。

  • 過去の仕事の例と、同じ業種や同じ地域での実績を見せてもらえますか
  • 期待できる結果と、その時期と、何で測るかを教えてください
  • サイトに加えた変更は、毎回教えてもらえますか
  • 担当者とはどう連絡を取りますか。サイトを直す人と話せますか
  • Search Consoleとアクセス解析は、こちらの名義のまま使ってもらえますか
  • 途中でやめたら、書いた記事や集めたデータはどうなりますか

上の4つは、Googleが同じページで「SEO業者に聞くべきこと」として挙げている質問を、言いやすい形に直したものです。

答えが具体的に返ってくるかどうか。それだけでも相手の仕事ぶりは見えてきます。「全部お任せください」「ノウハウなのでお伝えできません」で終わる場合は、何をされているのか契約後もわからないままになる。Googleも、業者がサイトのサーバーに入れるなら、加えた変更はすべて進んで説明するべきだと書いています。

Search Consoleは、自分たちが持ち主のまま渡す

ここは後から効いてきます。

Search Consoleは、Googleでの表示回数やクリック、どんな語で検索されたかを見られる無料の道具です。権限には、持ち主にあたる「オーナー」のほか、ほぼすべてを見られる「フルユーザー」と、見るだけの「制限付きユーザー」がある。

おすすめは、自分たちの会社のGoogleアカウントでオーナーになり、SEO会社にはフルユーザーで入ってもらう形です。業者の名義で登録されていると、契約が終わった日から、自分のサイトの検索の数字が見られなくなることがある。過去16か月分の記録も一緒に手から離れます。

GoogleアナリティクスやGoogleビジネスプロフィールも考え方は同じ。持ち主は自分たち、業者には使う分の権限だけ。

月次報告で見るべき数字は、順位だけではない

822回から1,177回。

このサイト(stellarium.jp)のSearch Consoleで、9月21日〜27日の週と、9月28日〜10月4日の週の検索での表示回数を比べた数字です。1週間で4割ほど増えました。

ところが、同じ2週でクリック数を見ると、21回から16回に減っています。

表示だけを報告されたら「伸びています」になる。クリックだけを見たら「落ちています」になる。どちらも本当で、どちらか片方だけでは判断を誤ります。

ちなみに、この2週はほぼ毎日新しい記事を公開していた時期です。公開したての記事はまだ順位が低いので、表示は増えてもクリックまではついてこない。表示とクリックの差は、たぶんそこから来ています。月次報告で順位しか載っていない場合はなおさらで、何の語で何位なのかがわからないと、上がった下がったに意味がありません。

月次報告に並べてほしいのは、この4つです。

数字どこで見るか何がわかるか
表示回数Search Console検索結果にどれだけ出たか
クリック数Search Console実際にサイトに来た人の数
平均掲載順位Search Console語ごとの位置の動き
問い合わせや購入アクセス解析売上につながったか
表示回数
どこで見るかSearch Console
何がわかるか検索結果にどれだけ出たか
クリック数
どこで見るかSearch Console
何がわかるか実際にサイトに来た人の数
平均掲載順位
どこで見るかSearch Console
何がわかるか語ごとの位置の動き
問い合わせや購入
どこで見るかアクセス解析
何がわかるか売上につながったか

抜けやすいのは最後の行。順位が上がったのに問い合わせが増えないなら、上がった語が商売と関係ない語なのかもしれない。そこまで突き合わせて初めて、次に何を直すかが決まる。

数字の横に「何を直したか」が書かれているか

順位の数字は、何をしてそうなったかと並べて読みます。

整体茶というお茶のオンラインストアを、STORESからShopifyへ移したときの話です。公開した直後は、店名の「整体茶」で検索すると、閉店した旧ストアのページが上に出ていました。新しいストアはまだGoogleに知られていない状態。

やったのは2つ。旧ストアのページを検索結果から消すようGoogleに依頼したことと、新しいストアのタイトルを公式のお店だとわかる形に直したことです。Search Consoleで店名検索の平均順位を比べると、2026年8月1日〜14日は4.2位、9月21日〜10月4日は1.4位になりました(整体茶の制作事例)。

店名で探す人は、もう買うつもりで来ている人です。順位の数字そのものより、その人たちが旧ストアに迷い込まなくなったことのほうが、お店にとっては大きかった。移転の手順はSTORESからShopifyへの移行に書いています。

報告書に「店名検索の順位が上がりました」とだけ書かれていたら、何が効いたのか、次も同じことをすればいいのかがわかりません。何を直したかが数字の横に書いてあるかどうか。報告書を見るときは、そこを確かめてください。

おすすめランキング記事の見方

「SEO会社おすすめ20選」のような記事は、候補の名前を知るのには役に立ちます。ただ、並び順をそのまま信じるのは危ない。

記事の下のほうや運営者のページを見ると、書いているのがSEO会社そのものだったり、紹介した会社から報酬を受け取るサイトだったりすることがある。自分の会社を1位に置いたランキングも、紹介料の高い会社を上に置いたランキングも、見た目は同じです。

使うなら、次のところを見てから。

  • 誰が運営している記事か書いてあるか
  • 何を基準に並べたのかが書いてあるか(料金だけか、実績まで見たのか)
  • 紹介した会社から報酬を受け取っていると書いてあるか
  • 載っている料金や実績の数字に、いつの情報かが書いてあるか

ランキングで名前を拾ったら、その会社自身のサイトで、ブログや事例が実際の数字つきで書かれているかを見ます。自社のSEOの成果を数字で出せない会社に、自分のサイトのSEOを任せるのは少し怖い。

比べる材料になるのは、ランキングの順位より、さっきの質問に返ってきた答えのほうです。

SEOの会社に頼めば、AI検索対策も済むのか

最近は「ChatGPTやGoogleのAIの答えに自社を出したい」という相談も増えました。SEOの会社に頼めば、そこまで一緒にやってもらえるのか。

重なる部分は大きいです。Googleに正しく読まれるページを作ること、料金や会社の情報をはっきり書くこと、ほかのサイトで紹介されること。どれもSEOでやる作業と同じ。

違うのは、AIの答えに自社が出ているかを実際に測ることと、ChatGPTの検索やCopilotが情報を集めるときに使うBingに、サイトを登録しておくことです。この2つはSEOの月額に入っていないことがある。見積もりの段階で、AI検索への対応がどこまで入っているかを聞いておくと安心です。何を足せばいいかと費用の考え方は、LLMO・GEO対策の費用と依頼先にまとめました。私のところのAI検索対策の中身はAI検索対策のサービスページにあります。

逆に「AI対策は別料金でまったく新しい施策が必要です」という提案には、一度立ち止まっていい。Googleは、AIの機能に表示されるために特別な作業は要らないという立場です(AIO対策とは)。

SEO会社を決める前に、社内で決めておくこと

最後は、相手を選ぶ前の社内の話。

  1. SEOで増やしたいのは、問い合わせか、売上か、採用の応募か
  2. Search Consoleのオーナーは誰か、ログインできる人は誰か
  3. サイトを直せる人は社内にいるか
  4. 何か月たって、どの数字がどう動いていれば続けるか

1が決まっていないと、月次報告で見る数字も決まりません。4は決めないまま始めてしまいがちなところで、SEOは3か月では答えが出ないことも多い。だからこそ、続けるかやめるかを何で判断するのかを、契約の前に相手と言葉をそろえておく。

ここまで決めてから候補の会社と話すと、相手の答えが自分たちの目的に合っているかで比べられます。

私自身がお手伝いするときは、サイトの内部を見るところから記事、毎月の計測まで1人で見ています。このサイトの表示回数や、整体茶の店名検索の順位のように、何をしてどの数字が動いたかを毎月並べてお渡しする形。料金と作業の中身はSEO対策のサービスページに載せています。他社の見積書や報告書を見ながらの相談でもかまいません。

FAQ

SEO会社を選ぶとき、最初に何を確かめればいいですか?
順位の保証をしていないか、何をするのかを説明できるかの2つです。Googleは検索セントラルで、Googleで一番上に掲載されることは誰にも保証できないと書き、掲載順位の保証やGoogleとの特別な関係をうたう業者に注意するよう呼びかけています。そのうえで、Search Consoleの権限を自社が持ったまま進められるかを確かめてください。
SEO会社の月次報告では、どの数字を見ればいいですか?
順位だけでなく、Search Consoleの表示回数とクリック数、そしてサイトからの問い合わせや購入の件数を見ます。表示回数が増えてもクリックが減ることはあり、順位が上がっても問い合わせにつながらない語のこともあります。数字と一緒に、その月に何を直したかが書かれているかも確かめてください。
SEOおすすめ会社のランキング記事は参考になりますか?
候補の名前を知るきっかけにはなりますが、順位をそのまま信じないほうが安全です。記事を書いているのがSEO会社や紹介料を受け取るサイトのこともあるので、運営者と、何を基準に並べたのかを確かめてから使ってください。
SEO会社に頼めば、AI検索の対策もしてもらえますか?
やることの大部分はSEOと同じなので、きちんとSEOをしている会社なら多くは重なります。ただ、AIの答えに自社が出ているかを実際に測る作業や、Bingへの登録は、月額に入っていないことがあります。見積もりの段階で入っているかを聞いてください。

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