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LLMO・GEO対策の費用と依頼先|SEOと9割は同じ。AI検索のために足す1割と、発注前に聞くこと

あおい
LLMO・GEO対策の費用と依頼先|SEOと9割は同じ。AI検索のために足す1割と、発注前に聞くこと

「AI検索対策のプランが、SEOとは別料金で出てきた。両方払うものなの?」

見積もりを2通並べて、ここで手が止まる。LLMO対策、GEO対策、AIO対策と呼び名もばらばらで、何に払っているのかが見えにくい。

先に答えを書きます。LLMO・GEO対策とSEOは、やることの9割が同じです。サービスを分けて買う必要はありません。

違うのは残りの1割。外注するなら、そこが作業に入っているかを確かめれば足りる。

私の会社(Stellarium)は、AI検索対策を別料金にせず、SEOの月額に含めています。その理由と、足す1割の中身、自社の料金、依頼先に聞いておく質問を書きました。公式の説明は、どれも2026年10月5日に確認した内容。

LLMO・GEO対策の費用は、SEOと分けて考えなくていい

LLMOもGEOも、AIの答えに自社のページが引用されるための取り組みを指します。呼び名の違いや、AIがどう調べて答えているかはLLMOとはに、Googleと OpenAI の公式の説明はAIO対策とはに書いたので、ここでは費用と頼み方の話だけをします。

なぜ別料金にしなくていいのか。AIは答えを作る前に検索をして、出てきたページを読むからです。Googleの検索セントラルには、AIによる概要やAIモードに表示されるための追加の要件はなく、特別な最適化を行う必要もない、と書かれています(Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」)。条件はページがインデックスに登録されていて、スニペットを表示できること。普通の検索で読まれる状態と同じです。

ChatGPTも流れは近い。OpenAIのヘルプによると、ChatGPTの検索はほかの検索サービスと組むことがあり、そのときは質問を1つ以上の検索語に書き直して送っています(OpenAI「ChatGPT search」)。9月に自社で測ったときも、AIは質問を「Google広告 運用代行 月10万円 小規模」のような検索語に言い換えてから答えていました。

検索で拾われないページは、AIの答えにも出てこない。

サイトがGoogleに正しく読まれていること。ページが読者の質問に答えていること。会社の情報がはっきりしていること。ここまではSEOでやる作業そのものなので、LLMO対策として別の会社に別の月額を払うと、中身の重なった部分に二重で払う形になります。

AI検索のために足す1割は、4つ

私は最初、LLMOは記事の書き方の話だと思い込んでいた。9月19日に20問の質問をAIに投げて、自社の名前が出るかを測ったところ、先に直すべきだったのはサイトマップやrobots.txtのほうでした。書き方は後でよかった。そのうえで、SEOの作業だけでは手が届きにくいと感じたのが、次の4つです。

足すこと中身AI以外への効果
抜き出される一文質問に答える文を見出しの直後に置く検索から来た人も読みやすい
外での名前と会社情報比較記事やGoogleビジネスプロフィールで表記をそろえるローカル検索の知名度
Bingへの登録Bing Webmaster ToolsとIndexNowBingの検索結果
測り方AIに実際に質問して記録するなし
抜き出される一文
中身質問に答える文を見出しの直後に置く
AI以外への効果検索から来た人も読みやすい
外での名前と会社情報
中身比較記事やGoogleビジネスプロフィールで表記をそろえる
AI以外への効果ローカル検索の知名度
Bingへの登録
中身Bing Webmaster ToolsとIndexNow
AI以外への効果Bingの検索結果
測り方
中身AIに実際に質問して記録する
AI以外への効果なし

4つのうち3つはAIのためだけの作業ではありません。

AIはページ単位でなく、一文や一段落を抜き出して引用する

Googleの検索結果はページに順位が付きます。AIの答えは、ページの中から質問に答えている一文や一段落を抜き出して使う。答えが段落の3行目に埋まっていると拾われにくい、と私は考えています。

外注するなら、頼むのは記事の書き方の見直しです。見出しを読者の質問に近い形にして、その直後の1文で言い切る。料金、実測の数字、日付のような、そのページにしかない情報を入れる。どこにでも書いてある一般論の段落を、AIがわざわざそのページから引く理由はありません。これはSEOの記事制作と同じ人が、同じ月の作業としてやれることです。

サイトの外で、名前と会社情報が同じ表記で載っていること

測った20問のうち、誰に頼めばいいかを聞く7問では、自社の名前は1回も出ませんでした。7問とも、引用元には比較サイトやまとめ記事が混ざっていた。AIは自社のページだけを読んで決めてはいません。

その後、動きがあったのは外からでした。9月22日に公開された、ある制作会社の比較記事に自社の料金が載り、ChatGPTがその記事を出典にして答えていた。こちらから頼んだものではない。料金と内訳をページに数字で書いていたので比較表にそのまま入れられたのだと思います。

外注先に頼めるのは、言及を買うことではありません。引用される材料をページに書くことと、会社名、所在地、サービス名の表記を、自社サイト、Googleビジネスプロフィール、構造化データでそろえること。考え方はサイテーションとはにまとめています。

うちの社名は、同じ名前のプラネタリウムのソフトがあって、AIに社名だけを聞くとそちらの説明が返ってきました。世界中で使われているソフトで、Wikipediaの項目まである。勝てる相手ではないので、名乗るときはドメインか「Stellarium あおい」を添えるようにしました。

ChatGPTとCopilotのために、Bingにも登録する

Googleだけを見ている会社だと、ここが抜けます。先ほどのOpenAIのヘルプでは、検索サービス側のプライバシーの扱いについてMicrosoftのポリシーが案内されています。CopilotはMicrosoftの製品です。Bingの索引に入っていないページは、どちらでも候補に上がりにくい。

やることは2つ。Bing Webmaster Toolsにサイトを登録してサイトマップを送ること。記事を公開したら、IndexNowで更新を知らせること。IndexNowのドキュメントによると、送ったURLは参加しているほかの検索エンジンにも共有されます。作業の量は小さく、月額を上げる理由になるほどのものではありません。

Search Consoleでは測れないので、AIに聞いて記録する

先ほどのGoogleのページによると、AIによる概要やAIモードに表示された分は、Search Consoleの検索タイプ「ウェブ」の数字に含まれています。分けて見る項目はなく、APIで取り出すこともできない。

だから測り方はAIに実際に聞くことになります。自社では、想定される質問を20問決めて、月に1回Geminiに投げ、名前が出たか、引用元に自社のドメインが入ったか、代わりに誰が出たかをスプレッドシートに積んでいます。

Bing側には、引用の回数を見る画面がある。Bingの発表によると、Bing Webmaster Toolsに2026年2月10日、公開プレビューとしてAI Performanceという画面が加わりました。Copilotなどの答えで、自分のサイトが出典として何回表示されたか、AIがどんな語句で調べたかが出ます。

外注するならこの記録を毎月見せてもらうこと。測っていない施策は、効いたかどうかを誰も言えません。

費用の目安は、何にお金がかかるかで見る

LLMO対策の料金は、会社ごとに幅がある。出典をたどれる相場の調査を、私は確認できていません。なので他社の価格には触れず、金額が何で変わるかと、自社の料金だけを書きます。

金額が変わるもの中身
記事の本数新しく書く本数と、古い記事を書き直す本数
サイトの修正サイトマップ、robots.txt、構造化データ、表示速度
測る範囲質問の数と、測る頻度
外での言及表記の統一や、紹介してもらえる材料づくり
記事の本数
中身新しく書く本数と、古い記事を書き直す本数
サイトの修正
中身サイトマップ、robots.txt、構造化データ、表示速度
測る範囲
中身質問の数と、測る頻度
外での言及
中身表記の統一や、紹介してもらえる材料づくり

上の3つは、SEOの見積もりにも出てくる項目。LLMO専用の見積もりを見るときは、この表のどこにお金が乗っているかを聞くと、SEOの見積もりとの重なりが見えます。

自社のSEOの料金は、SEO対策のサービスページに載せているとおりです。

プラン月額(円・税別)記事本数の目安
ライト150,000〜月2本
スタンダード200,000〜月4本
プロ400,000〜月8本〜
ライト
月額(円・税別)150,000〜
記事本数の目安月2本
スタンダード
月額(円・税別)200,000〜
記事本数の目安月4本
プロ400,000〜
記事本数の目安月8本〜

契約は基本3か月から。どのプランにも、サイト構造の設計、内部とテクニカルのSEO、順位の計測と改善が入っています。AI検索対策もこの中に含めていて、別のプランとしては売っていない。

いつ何をしたかは、会社ごとに用意したNotionのデータベースで、月1回のレポートを待たずに見られるようにしています。何に払っているかが見えないのが、外注して一番不安になるところだと思うからです。

実例:LLMOの記事を公開して、2週間の検索表示は0回だった

0回。

9月28日に公開したLLMOとはの、9月20日から10月4日までのGoogle検索での表示回数です。Search Consoleで、10月5日に確かめました。

同じ期間、2025年に書いた飲食店向けの記事は106回表示されていました。サイト全体が見られていないわけではない。

「LLMOとは」に近い語は、大きな会社やメディアが一斉に書いていて、新しいページがすぐ上に出る場所ではありませんでした。正直もう少し出ると思っていた。

ここから発注する側が持ち帰れることは2つあります。1つは、LLMO向けの記事を量産するプランで、短い期間に数字が動くとは限らないこと。もう1つは、自社の名前がAIに出た最初のきっかけが、自社の記事ではなく他社の比較記事だったことです。

記事を何本書くかより、何を測って、3か月後に何の数字で続けるかを決めるかを先に約束してもらう。そのほうが、払ったお金の行き先を判断しやすくなります。

CONTACT

SEOとAI検索対策、まとめて相談しませんか

AI検索対策を別料金にせず、SEOの月額の中で進めています。インデックスの確認からBingへの登録、AIに聞いて測る記録まで、何をしたかをNotionでいつでも見られます。

ご相談は無料です。そのまま依頼しなくても大丈夫です。

依頼先を選ぶ前に、確かめる質問

LLMO対策を掲げている会社が悪いという話ではありません。名前がLLMOでもSEOでも、次の質問にはっきり答えが返ってくるなら、中身のあるものを買えています。

  • 今のSEOの契約と、LLMO対策の契約で、作業の中身がどう違うか説明してもらえるか
  • 最初にSearch Consoleで、インデックスの状態とサイトマップを見てくれるか
  • robots.txtで、OAI-SearchBotなど検索用のAIクローラーを止めていないか確かめるか
  • Bing Webmaster ToolsとIndexNowの設定が、作業に入っているか
  • AIに引用されたかを、何問の質問で、どのくらいの頻度で測り、どう見せてくれるか
  • 会社名や所在地の表記を、サイトの外までそろえる作業が入っているか
  • 外部の言及やリンクを「買う」提案になっていないか
  • 3か月後に、どの数字を見て続けるかどうかを決めるか

外部の言及を買う話は、Googleのスパムに関するポリシーで、順位を操作する目的のリンクの売買がリンクスパムとして扱われています。断ってかまわない。

サイトの中を直す作業と、外で名前を集める作業は、得意な人が違う。見積もりの項目をどちらに分けて読むかは、SEOの内部対策と外部対策に書きました。

LLMO専用のパッケージを買う前に

判断の順番だけ置いておきます。今SEOを頼んでいる会社があるなら、まずそこに、上の4つが作業に入っているかを聞く。入っていれば、追加で買うものはほとんどありません。

SEOをどこにも頼んでいないなら、最初の3か月はインデックスとクローラーの確認、Bingへの登録、20問ほどで測る準備に使う。記事を増やすのは、そのあとからでも遅くない。

LLMO専用のパッケージを検討していいのは、SEOがすでに回っていて、4つのうちどれかだけが欠けているときです。

まずは、自分の会社の名前と、仕事を頼みたい人が打ちそうな質問を、ChatGPTに1つ聞いてみてください。何が返ってくるかで、払うべきものが見えてきます。

FAQ

LLMO・GEO対策の費用は、SEOとは別にかかりますか?
作業の9割はSEOと共通しているので、別のサービスとして二重に払う必要はありません。Googleは、AIによる概要やAIモードに表示されるための追加の要件はなく、特別な最適化も必要ないと説明しています。Stellariumでは、AI検索対策を別料金にせず、SEOの月額に含めています。
LLMO・GEO対策を外注するとき、SEOに加えて何を頼めばいいですか?
4つです。質問に直接答える一文を見出しの直後に置く書き方、サイトの外で名前と会社情報が同じ表記で載っている状態づくり、Bing Webmaster ToolsとIndexNowの設定、AIに実際に質問して引用されたかを記録する測り方です。
AIに引用されたかは、Search Consoleで確認できますか?
できません。Googleの説明では、AIによる概要やAIモードに表示された分は、Search Consoleの検索タイプ「ウェブ」の数字に含まれていて、分けて見る項目はありません。想定される質問をAIに投げて記録するか、Bing Webmaster ToolsのAI Performanceで、Copilotなどでの引用回数を確認します。
LLMO対策の効果は、どのくらいで出ますか?
自社では、2026年9月28日に公開したLLMOの記事が、9月20日から10月4日までの期間、Googleの検索結果に1回も表示されていませんでした。新しいページがすぐに上に出る種類の施策ではないので、最初に測っておき、3か月単位で数字が動いたかを見ます。

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