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SEO対策の費用相場|外注するといくら?月額の中身と、記事だけの見積もりとの違い

あおい
SEO対策の費用相場|外注するといくら?月額の中身と、記事だけの見積もりとの違い

「SEOを外注したい。でも、月10万円と言う会社もあれば50万円と言う会社もあって、どれが普通なのかわからない」

金額の差がそのまま作業の差なのか、それとも単に値付けの違いなのか。そこが見えないと比べようがない。

公開されている調査で費用の相場を確かめ、料金の決め方の違いと、記事だけの見積もりと内部から見る見積もりの差を並べました。私のところの料金と、そう決めた理由も添えて。読み終わるころには手元の見積もりのどこを見ればいいかがわかるはずです。

SEO対策の費用相場は、月額30万〜50万円未満が最も多い

42.9%。2024年2月に、企業でSEO対策に携わる507人へ行われたインターネット調査で、SEO対策の代行にかけている費用として最も多かった月額30万〜50万円未満の割合です(Web担当者Forum「SEO担当者の約9割が改善の必要性を実感」)。

同じ調査を取り上げたECのミカタの記事によると、社内で進めながら一部を外注している会社では、月額30万〜50万円、10万〜30万円、10万円未満の順で多かったそうです。同じ調査で、すべてを外注している会社は6.9%にとどまり、専門家の助言を受けながら社内で進めている会社が51.5%と半分を超えていました。

SEOを丸ごと任せる会社は少数派です。多くは社内の担当者がいて、足りない部分を外に頼んでいる。

この数字を読むときに気をつけたいのは、これは「払っている金額」の分布で、作業の中身までは出ていないことです。月40万円の中に記事が何本入っているのか、サイトの修正まで含むのかは、調査からはわかりません。2年前の調査なので、生成AIで記事を書く費用が下がった今とは、内訳も変わっているはずです。

相場は目安にしかならない。大事なのは金額の中に何が入っているかです。

SEOの料金は3通りの決め方がある

並べてみると、そもそも料金の決め方から違う見積書があります。月額、成果報酬、スポットの3つです。毎月決まった額を払うのか、成果が出たときに払うのか、1回の作業に払うのか。比べる前に、手元の見積もりがどれなのかを確かめてください。

項目月額固定成果報酬スポット
払い方毎月決まった額成果が出た分1回ごと
向いている場面記事と改善を続けるとき狙う語がはっきりしているとき今のサイトを診断したいとき
確かめること毎月の作業の中身何を成果と数えるか診断のあと誰が直すか
払い方
月額固定毎月決まった額
成果報酬成果が出た分
スポット1回ごと
向いている場面
月額固定記事と改善を続けるとき
成果報酬狙う語がはっきりしているとき
スポット今のサイトを診断したいとき
確かめること
月額固定毎月の作業の中身
成果報酬何を成果と数えるか
スポット診断のあと誰が直すか

月額固定は、毎月の作業の中身で比べる

毎月の作業をまとめて頼むのが月額固定です。毎月の金額の中に、記事の本数、キーワードの調査、レポート、サイトの修正などが入っています。

比べにくいのは、同じ「月額のSEO対策」でも入っている作業が会社ごとに違うこと。記事の本数だけが書かれた見積もりもあれば、サイトの内部の修正まで書かれた見積もりもある。この差は次の章でくわしく書きます。

成果報酬は、成果の定義で金額が変わる

成果が出なければ払わなくていい。そこに安心感があるのが成果報酬です。

気をつけたいのは、何を成果と数えるか。たとえば、決めたキーワードで10位以内に入った日だけ料金がかかる、という決め方があります。そのキーワードを誰が選ぶのかで、話は変わってきます。検索する人がほとんどいない語なら、上位に入っても問い合わせは増えない。それでも契約の上では成果になる。Googleは、SEO業者の選び方を説明したページで、Googleで一番上に掲載されることは誰にも保証できないと書いています(Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」)。順位を約束する言い方をする相手は避けるように、とも。

成果報酬が悪いわけではありません。成果の定義が、自社の問い合わせや売上につながる語になっているかを、契約書で確かめてから決めてください。

スポットとSEOコンサルの費用は、誰が手を動かすかで決まる

サイトの診断だけ、キーワードの設計だけを1回で頼むのがスポットです。SEOコンサルも、助言と方針づくりが中心で、実際にサイトを直すのは社内の担当者や制作会社、という形が多い。

見落としやすいのは診断のあと。「ここを直してください」というレポートを受け取っても、直せる人が社内にいなければ、そのまま止まります。コンサルの費用を見るときは、提案書の金額と一緒に、直す作業を誰がやるのか、その費用は別にかかるのかを聞いておくと、あとで予算が足りなくなりません。

同じ月20万円でも、記事だけの見積もりと内部から見る見積もりは別物

見積書を2枚並べたとします。どちらも月20万円。片方には「SEO記事 月4本」、もう片方には「キーワード設計、内部SEO、記事 月4本、順位計測と改善」と書いてある。

金額は同じ。でもお金を払っている相手の仕事の範囲が違います。

作業記事だけの見積もり内部から見る見積もり
キーワードの調査記事ごとに選ぶサイト全体で割り振る
記事の執筆入っている入っている
サイトの内部の修正入っていない入っている
順位と流入の計測入っていないことが多い毎月見て次に反映
書いた記事の見直し別料金のことが多い計測の結果から決める
キーワードの調査
記事だけの見積もり記事ごとに選ぶ
内部から見る見積もりサイト全体で割り振る
記事の執筆
記事だけの見積もり入っている
内部から見る見積もり入っている
サイトの内部の修正
記事だけの見積もり入っていない
内部から見る見積もり入っている
順位と流入の計測
記事だけの見積もり入っていないことが多い
内部から見る見積もり毎月見て次に反映
書いた記事の見直し
記事だけの見積もり別料金のことが多い
内部から見る見積もり計測の結果から決める

記事だけの見積もりが悪いわけではありません。サイトの内部がきちんとしていて、社内に順位を見る人がいるなら、記事の本数を増やすのが最も早いこともある。コンテンツSEOの費用を抑えたい会社が、記事の執筆だけを外に出すのは筋が通っています。

問題になるのは、内部に穴が開いたまま記事だけを足し続ける場合です。

Googleにページが見つけてもらえていない。見つけてもらえても、中身を正しく読んでもらえていない。表示が重い。こうした状態だと、記事をいくら書いても検索結果に出る前に止まってしまう。内部対策と外部対策の違いや、発注先が内部をどこまで分かっているかの見分け方は、SEOの内部対策と外部対策にくわしく書きました。

自社サイトでも、料金のページがGoogleに見つけてもらえていなかった

9件。今年の9月21日まで、このサイトのサイトマップに入っていた固定ページの数です。

サイトマップは、Googleに「このサイトにはこんなページがあります」と渡す一覧のこと。ブログの記事は自動でこの一覧に入る作りでしたが、サービスや料金のページは手で書き足す作りになっていました。書き足し忘れたページは、一覧から漏れる。料金のページや広告運用のサービスページは、Search Consoleで「GoogleにURLが認識されていない」状態でした。

記事は毎日のように増やしていたのに、問い合わせに最も近いページが、Googleから見えていなかったわけです。

直したのは9月21日。固定ページを一覧に足し、制作実績のページも自動で入るようにしました。10月4日に確かめたときには、料金のページは9月28日にクロールされて登録済みになっていました。

人に内部の大切さを話している自分のサイトで、これが起きていた。笑えない話です。

この件で考え方ははっきりしました。記事を足す前に、仕組みの穴をふさぐ。順番を逆にすると、書いた記事の分だけお金が漏れていきます。

Stellariumの料金を「記事だけ」から「内部から」に寄せた理由

2026年10月5日、最安のプランを月12万円から15万円に上げました。その代わりにサイトの構造の見直しと内部のSEOを全プランに入れています。順位の計測と改善も全プランに。

見直したのは、SEOのサービスページを作り直したのと同じ日です。最安の金額を上げる代わりに、内部SEOとサイトの構造は、どのプランでも全部こちらでやる。このサイト(stellarium.jp)を直してきたのと同じやり方を、最初から料金に入れておくことにしました。

今の料金はこう。すべて税別、基本3か月からです。

項目ライトスタンダードプロ
月額(税別、円〜)150,000200,000400,000
記事本数の目安月2本月4本月8本〜
内部とテクニカルSEO入っている入っている入っている
競合分析と書き直しの提案なし入っている入っている
外部SEO、広告やSNSとの連携なしなし入っている
月額(税別、円〜)
ライト150,000
スタンダード200,000
プロ400,000
記事本数の目安
ライト月2本
スタンダード月4本
プロ月8本〜
内部とテクニカルSEO
ライト入っている
スタンダード入っている
プロ入っている
競合分析と書き直しの提案
ライトなし
スタンダード入っている
プロ入っている
外部SEO、広告やSNSとの連携
ライトなし
スタンダードなし
プロ入っている

3つのプランのどれにも、サイト構造の見直し、内部とテクニカルのSEO、キーワードの設計と調査、月次レポート、順位の計測と改善が入っています。プランの差は、記事の本数と、競合分析や書き直しといった伸ばす側の作業量です。

ライトを記事の本数で割ると、1本7万5千円。記事代行の見積もりと並べると高く見えるはずです。ただ、この金額の中にはサイトの内部を直す作業と、毎月の計測が入っています。記事1本の値段として比べると、話がずれてしまう。

サイトの診断と構造の見直しだけを1回で頼むスポットは、30万円〜です。今の発注先を変えるつもりはないけれど、内部に穴がないかだけ見てほしい、という使い方もできます。

何をしたかを、いつでも見られるようにしている

月額のSEO対策で起きやすいのが、毎月お金を払っているのに何をしてもらっているのかわからない、という状態です。私のところでは、会社ごとにNotionのデータベースを用意して、やった作業、数字の変化、次にやることを書き込んでいます。月1回のレポートを待たずに、いつ何をしたかを確かめられる。営業、ライター、エンジニアと担当を分けず、サイトを見るところから改善まで私が一括でやっているので、伝言の途中で意図が抜けることもありません。料金と作業の詳しい中身はSEO対策のサービスページに載せています。

CONTACT

今の見積もり、何が入っているか一緒に見ませんか?

他社の見積書を見ながらのご相談でも大丈夫です。サイトの内部に穴がないかを先に確かめて、記事を書くべきか、内部を直すべきかの順番からお伝えします。

ご相談は無料です。そのまま依頼しなくても大丈夫です。

SEOの見積もりを比べるときに聞くこと

7つ。どの発注先の候補にも、同じ質問を同じ順で投げてみてください。答えを並べると、金額の差がどこから来ているのかが見えてきます。

  • 月額の中に、サイトの内部の修正は入っていますか。入っていない場合、誰が直しますか
  • キーワードは誰が、何を見て選びますか。問い合わせにつながる語はどれですか
  • 順位と流入は毎月どの数字で報告されますか。それを見て次に何を変えますか
  • 書いた記事の見直しは料金に入っていますか
  • 契約期間の縛りはどのくらいですか。途中でやめたら記事やデータはどうなりますか
  • 成果報酬なら、成果は何で数えますか
  • 期待できる結果と、その時期と、測り方を教えてください

最後の質問は、Googleが検索セントラルでSEO業者に聞くべきこととして挙げているもの。過去の仕事の例や、Googleの基本事項に沿ったやり方をしているかも、同じページで質問の例に入っています。

答えが具体的に返ってくる相手なら、金額が高くても中身で比べられます。逆に「全部お任せください」で終わる場合は、もう一歩聞いてみる価値がある。もう1つ、AIの検索で自社の名前が出るかを気にしている会社は、その対策が月額に入っているかも聞いておくといいでしょう。今のところ特別な作業はほとんど要らない、というのがGoogleの立場で、詳しくはAIO対策とはに書きました。

SEO対策の費用を決める前に、社内で確かめておくこと

外注先を探す前に、自分たちで答えを持っておくと、見積もりの比べ方がぶれません。

  1. Search Consoleに自社のサイトが登録されていて、誰が見られるか
  2. 主なページ、とくに料金と問い合わせのページがGoogleに登録されているか
  3. 社内でサイトを直せる人がいるか、いないか
  4. SEOで増やしたいのは問い合わせか、売上か、採用の応募か
  5. 何か月続けて、何が変わっていれば続けるか

2は、Search ConsoleのURL検査で1ページずつ確かめられます。ここが「登録されていません」なら、記事を頼む前にそこから直すのが先です。

3で「いない」なら、記事だけの見積もりは選ばないほうがいい。内部の修正まで入っている月額か、診断のあとに直す作業まで頼める相手を選んでください。

5は決めないまま始めてしまいがちなところ。SEOは3か月で答えが出ないことも多い仕事です。だからこそ、3か月後に何を見て続けるかやめるかを決めるのか、契約の前に発注先と言葉をそろえておく。そうしておけば、月額がいくらであっても、払った分の中身を自分で確かめられます。

広告にも費用をかけている会社は、広告の運用代行の見積もりと並べて考えると、どちらにいくら配るかが決めやすくなります。広告側の費用の内訳は広告運用代行の費用相場にまとめました。

FAQ

SEO対策を外注すると、月額いくらかかりますか?
2024年2月に企業のSEO担当者507人へ行われた調査では、SEO対策の代行にかけている費用は月額30万〜50万円未満という回答が最も多く、42.9%でした。ただ、同じ金額でも、記事を書くだけなのか、サイトの仕組みまで直すのかで中身はまったく違います。金額より先に、作業の範囲を見比べてください。
SEOの成果報酬型は安全ですか?
何を成果と数えるかを契約前に確かめてください。順位の達成を成果にする契約は、選ぶキーワード次第で中身が変わります。Googleは検索セントラルで、Googleで一番上に掲載されることは誰にも保証できないと書いています。順位の保証をうたう相手は避けるのが安全です。
記事作成だけを外注するのと、月額のSEO対策は何が違いますか?
記事作成だけの見積もりは、書いた本数に対してお金を払います。月額のSEO対策は、キーワードの選び方、サイトの内部の修正、順位や流入の計測と改善まで入ることが多い。サイトの内部に問題があると、記事を足してもGoogleに見つけてもらえないことがあるので、先にそこを確かめるのがおすすめです。
Stellariumに頼むとSEO対策はいくらですか?
月額のプランは、ライト15万円〜(記事月2本)、スタンダード20万円〜(月4本)、プロフェッショナル40万円〜(月8本〜)で、いずれも税別、基本3か月からです。全プランにサイト構造の見直し、内部とテクニカルのSEO、キーワード調査、月次レポート、順位の計測と改善が入ります。サイトの診断だけのスポットは30万円〜です。

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