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スクール・教室の集客方法|申込はブログでなくコースと校舎のページから来ていた実データ

あおい
スクール・教室の集客方法|申込はブログでなくコースと校舎のページから来ていた実データ

この記事では、スクール・教室・習い事の集客方法を、申込の前に何を見せるかという順番で書きました。材料は2つあります。2026年9月末からホームページを作り直している東京の美容スクール(まつ毛とアイビューティーの技術を教える学校)のGA4の数字と、私が広告とLINEを担当した無料講義の実例です。

美容スクールの数字は2026年8月1日から11月5日までの約3か月分で、11月6日に読みました。大きなスクールの話だけでなく、先生が1人で開いている個人の教室で使える形にも直しています。作り直しの作業の記録は美容スクールのホームページリニューアルにあります。

スクールの集客は「申込の前に何を見せるか」で決まる

この章の要点入口は資料請求・体験・説明会の3つ。習うかどうかを決める前に、相手が何を確かめたいかで選ぶ。

スクールや習い事は、買ってすぐ届く商品と違い、申し込んでから何か月も通う買い物です。料金も安くありません。そのため、ほとんどの人はいきなり入学や入会を申し込まず、その手前で一度確かめる段階をはさみます。資料請求・体験レッスン・説明会の3つがそれにあたります。

スクール・教室の申込の3つの入口どれも本申込の手前で、相手が確かめたいことを見せる場
資料請求家でゆっくり比べたい人
見せるもの料金・期間・カリキュラム・卒業後の進路
向いている料金が高く、家族と相談して決めるスクール
弱いところ届いたあとに連絡しないと、そのまま止まる
教室で強い体験レッスン自分にできるか試したい人
見せるもの先生の教え方・教室の雰囲気・ほかの生徒
向いている習い事や個人の教室。通う場所が近い人
弱いところ枠の数に限りがあり、日程が合わないと来ない
説明会一度に話を聞きたい人
見せるもの講師・校舎・卒業生の話・質問への答え
向いている資格や仕事につながるスクール。オンラインでも開ける
弱いところ開催日が先だと、申し込んでも忘れられる

3つすべてを用意する必要はありません。大きなスクールは資料請求と説明会を両方置くことが多く、東京の美容スクールも資料請求と体験レッスンのフォームを持っていました。個人の教室なら、体験レッスン1つに絞ったほうが案内の文も迷わずに済みます。

決め方は、相手が申込の前に何を確かめたいかです。料金が数十万円を超えるスクールでは、家族に見せる資料が要ります。月謝制の習い事なら、資料を送るより一度来てもらうほうが早く決まることが多いと思います。

オンラインスクールは少し事情が違います。教室に来てもらえないので、体験レッスンを開くなら画面越しです。私が担当した無料講義のように、説明会を無料のオンライン講義に置き換え、そこで講師の話し方や教える中身を見てもらう形が合っています。

3つのどれでも、申込の前に必ず見られるもの

どの方法を選んでも、申し込む前に相手が確かめるものは決まっています。料金、通う期間、場所か受講の方法、先生、そして申し込んだあとに何が起きるかです。

美容スクールのサイトを作り直すために中身を数えたとき、コースの説明や校舎の案内はWordPressの編集画面から直せない作りになっていました。料金を変えたくても、スタッフさんの手では直せません。料金が古いまま残っていると、相手は問い合わせる前に離れてしまいます。自分で直せる作りにしておくことも、集客の準備の1つです。

どのページからどの申込に進むのかを、ここから実際の数字で見ていきます。

検索から来る人は、コースと校舎のページで申し込む

この章の要点ブログ記事5本は合わせて1,347訪問で申込0件。コースと校舎のページは合わせて1,426訪問で22件だった。

東京の美容スクールのサイトには、ブログの記事が1,600件あまりあります。検索から来る人の多くはこの記事に着地します。ただ、その人たちが申し込んでいるかというと、数字は違う答えを出しました。

まず、流入元(どこから来たか)ごとの訪問と申込です。GA4では成果として数える行動を「キーイベント」と呼びます。このスクールのキーイベントは問い合わせと資料請求をまとめた1つだけで、約3か月で合計200件でした。

流入元訪問(セッション)申込(キーイベント)
自然検索12,997101
直接・ブックマーク16,30893
他のサイトのリンク7082
AIアシスタント1433

申込の半分は自然検索(Googleなどの検索結果から来た人)から来ています。次に、自然検索で来た人がどのページに着地し、その訪問の中で申込があったかを見ます。

検索から着地したページ別の訪問2026年8月1日〜11月5日の自然検索。カッコ内はその訪問の中の申込
ブログ記事5本1,347訪問(申込0件)
コースと校舎1,426訪問(申込22件)
トップページ1,053訪問(申込19件)
講師の紹介411訪問(申込0件)

ブログ記事は着地の多い順に5本を足しました。1本ずつ見ると417、363、203、191、173訪問で、どれも申込は0件です。コースと校舎の内訳は、コースのページの1つが491訪問で5件、まつ毛のコースのページが197訪問で6件、校舎のページ(3校舎)が合わせて738訪問で11件でした。

記事とコース・校舎のページは、訪問の数がほぼ同じでした。それなのに申込は0件と22件に分かれています。講師の紹介ページも411訪問ありましたが、申込は0件でした。

記事を読みに来た人は、何か知りたいことを調べている途中の人です。まだスクールを選ぶ段階に入っていません。コースや校舎のページに着地する人は料金や場所を確かめたい人で、申込の一歩手前にいます。

記事からコースと校舎のページへ道を作る

記事を増やせば申込が増えるわけではありません。記事の役目は人を連れてくることで、申込はコースと校舎のページが受け持っています。だから、記事を読み終えた人がそちらへ進める道を作ります。

やることは3つです。

  1. 記事の内容に近いコースを1つ選び、本文の途中と最後にそのコースのページへのリンクを置く
  2. 地名の入った記事なら、近い校舎のページへのリンクも置く
  3. コースと校舎のページに、資料請求と体験のボタンを最初の画面と最後の両方に置く

講師の紹介ページも、同じように担当のコースへのリンクを置いておくと、読んだ人の行き先ができます。講師に興味を持った人が、その講師の教えるコースを見られるようにするためです。

個人の教室でも同じ考え方が使えます。ブログやSNSの投稿は教室を知ってもらうためのもので、申し込んでもらう場所は料金と時間割と場所を書いた1枚のページです。そのページが無いまま投稿を続けても、興味を持った人の行き先がありません。

資料請求・体験・説明会の入口を分けて数える

この章の要点問い合わせと資料請求が1つの成果にまとまっていて、どちらが増えたのか分からなかった。申込の種類ごとに名前を分けて数える。

美容スクールのキーイベントは「お問合せ_資料請求」という名前の1つだけでした。問い合わせのフォームから送っても、資料請求のフォームから送っても、同じ1件として数えられます。

この形だと、200件のうち何件が資料請求で、何件が質問の問い合わせなのかを後から分けられません。広告を出して件数が増えたとき、資料を欲しい人が増えたのか、すでに通っている人からの連絡が増えたのかも見分けがつきません。問い合わせには在校生からの連絡や営業の連絡も混ざるので、件数が増えても喜べないことがあります。

作り直す前の調べでは、資料請求のページから完了ページまで進む率は35%で、ここは変わっていませんでした。この率が取れたのは、資料請求のページと完了ページのURLが分かれていたからです。申込の種類ごとにページが分かれていれば、どこで人が減っているかも読めます。

申込の種類ごとに分けて数える形1つにまとめず、申込の種類の数だけ成果の名前を作る
完了ページを分ける資料請求・体験・説明会・問い合わせで、送信後のページを別のURLにする。
成果の名前を分けるGA4で完了ページごとにイベントを作り、それぞれをキーイベントにする。
月に1回並べて見る種類ごとの件数と、どのページから来たかを並べて比べる。

GA4での分け方

完了ページのURLが分かれていれば、GA4の管理画面だけで分けられます。手順は次のとおりです。

  1. GA4の「管理」の「データの表示」から「イベント」を開き、「イベントを作成」を押す
  2. 条件に、イベント名が page_view で、ページのURLに資料請求の完了ページの文字(例: /thanks-request/)を含む、と書く
  3. 新しいイベントに request_complete のような分かる名前を付けて保存する
  4. 体験・説明会・問い合わせの完了ページでも同じように作る
  5. イベントの一覧で、作ったイベントをキーイベントとしてマークする

完了ページが1つしかないフォームなら、フォームの側で送信後の行き先を種類ごとに変えるところから始めます。Google広告にも成果を送っているなら、広告の側でも種類ごとに分けておきます。広告で何を成果にするかの決め方はGoogle広告のコンバージョン設定にまとめました。

分けたあとは、月に1回、種類ごとの件数を並べて見ます。資料請求が増えて体験が減っていれば、体験の日程が合っていないのかもしれません。問い合わせだけが増えていれば、料金や場所の書き方が分かりにくく、質問が増えている可能性があります。1つにまとめていると、こうした変化は全部同じ数字の中に埋もれます。

体験会・説明会は広告とLINEで集める

この章の要点開催日が決まった集客は、広告でLINEの友だち追加に進んでもらい、申込と当日の案内をLINEでまとめて届ける。

体験会や説明会は開催日が決まっています。検索から人が来るのを待っていると、開催日に間に合いません。日程が近い集客では、広告で人を集め、申込から当日までの連絡をLINEで届ける形が使えます。

私が担当した例に、治療家の先生向けの無料オンライン講義があります。開催の数日前に引き継ぎ、ページと広告を作り直しました。広告から来た人にまずLINEの友だち追加をしてもらい、申込はLINEの中の案内から受ける形です。スクールでいえば、無料の説明会に近い集客です。

作り直したあとの3日間(2026年10月18日〜20日)の数字は次のとおりです。

  • 広告費は140,686円で、LINEの友だち追加は34件、1件あたり4,138円
  • 広告のクリック率は3.21%
  • 初回の申込は目標の12〜15名を超えて18名
  • 友だち追加した人のうち申込まで進んだのは約半分で、申込1件あたりの広告費は7,000円前後

1件あたりの広告費は、作り直す前のフォームの頃とほぼ同じでした。変わったのは、申込者が全員LINEにいて、前日と開催60分前の案内が確実に届くようになったことです。フォームで受けていた頃は、LINEまでつながった申込者は約14%でした。詳しい経緯と広告の作り方はセミナー集客の方法に書いています。

広告の文言も変えました。「無料セミナーに申し込む」と強く押す形をやめ、見た人が答えを知りたくなる問いかけにしています。クリック率は引き継ぐ前の約1.9〜2.9%から3.21%に上がりました。スクールの説明会でも、何が学べるかを問いの形で見せると、続きを読んでもらいやすくなると考えています。

開催日が先になると、申し込む人が減る

同じ講義で、LINEを追加した日ごとに申込の割合を見ると、はっきりした差が出ました。10月20日までに追加した38人のうち24人が申し込み、10月21日から23日に追加した17人では5人でした。割合は約63%から約29%に下がっています。

20日までに追加した人の多くは、翌日の21日の回を選んでいました。21日の回が終わると、次の回は1週間後です。日程が先になると、あとで申し込もうと思ったまま忘れる人が増えると私は見ています。

LINEを追加した時期と申込の割合治療家向けの無料講義。次の開催日までの近さで割合が変わった
10/18〜20に追加38人中24人(約63%)
10/21〜23に追加17人中5人(約29%)

体験会や説明会でも同じことが起きると考えています。日程の候補はなるべく近くに置き、次の回が先になる時期は、追加した翌日に日程を案内するフォローを1通送ります。申し込んだ人に届かないよう止める仕組みも欠かせません。この組み方はLINEのステップ配信に書きました。

AIからの訪問ももう来ている

この章の要点美容スクールでは約3か月でAIアシスタントからの訪問が143回、申込が3件。まだ少ないが、0ではない。

ChatGPTやGeminiのようなAIに学べるスクールを聞いて、答えの中のリンクからサイトに来る人がいます。GA4ではこの流入を「AI Assistant」というチャネル(流入元のまとまり)で見られます。

東京の美容スクールでは8月1日から11月5日までの約3か月で、AIアシスタントからの訪問が143回、申込が3件でした。自然検索の12,997訪問と比べると、まだ1%ほどの規模です。件数が3件なので、ここから割合の高い低いを言うのは早いと考えています。

それでも、AIから来た人が申し込んでいることは記録しておく価値があります。私のサイトでも、AIの答えから見つけてくれた人の問い合わせが仕事の依頼につながった例があり、その数え方はAI検索対策は効果があるのかに書きました。

スクールがAIのためだけに特別なことをする必要は、今のところないと私は考えています。AIが答えを作るときに読むのも、コースの料金・期間・通い方・校舎の場所といった、ページに文字で書かれた情報です。コースと校舎のページを充実させることが、検索で来る人にもAIにも同じように効きます。料金表や時間割を画像の中の文字だけで載せているなら、文字でも書いておきます。

個人の教室で今日確かめること

この章の要点申込を受けるページ、申込の数え方、案内の届け先の3つを、今日のうちに確かめる。

大きなスクールの数字を見てきましたが、先生が1人の教室でも確かめることの順番は変わりません。お金をかける前に、次の項目を1つずつ見てください。

  • 料金・時間割・場所・先生の紹介が1つのページに文字で書かれているか
  • そのページに、体験・資料請求・問い合わせのどれで申し込めばいいかが1つに絞って書かれているか
  • ブログやSNSの投稿から、そのページへのリンクがあるか
  • Googleマップで教室の名前を探したとき、営業時間とホームページのリンクが正しく出るか
  • フォームを送ったあとのページが申込の種類ごとに分かれているか
  • 電話やLINEで来た申込を、月に何件あったか数えているか
  • 体験や説明会に申し込んだ人へ、前日に連絡が届く経路があるか
  • 次の体験会の日程が1週間より先になっていないか

全部にチェックが付かなくても大丈夫です。最初の1つ、申込を受けるページが整っていれば、チラシもSNSも広告もそこへ人を送れます。教室の宣伝の方法を増やすのは、そのあとで十分です。

チラシやポスターを配るなら、ホームページのそのページへ進めるQRコードを1つだけ載せます。チラシを見て検索した人が、別のページに着地して迷わずに済むからです。どのチラシから来たか分けたいときは、QRコードの行き先のURLに配った場所の印を付けておくと、GA4で分けて見られます。

私はこれまでに、東京の美容スクールのホームページの作り直しとGA4での数字の読み取りを担当してきました。治療家向けの無料講義では、ページの作り直し、Meta広告の作成と配信、LINEでの申込とリマインドの流れづくりまでを1人で受け持っています。スクールや教室なら、コースと校舎のページの作り、申込の種類ごとの計測、体験会や説明会の広告とLINEの組み立てをお手伝いできます。

FAQ

スクールや教室の集客は、何から始めればいいですか?
申込の方法を決めて、それぞれを別々に数えるところからです。スクールの申込は、資料請求・体験レッスン・説明会のどれかを通ることがほとんどです。東京の美容スクールでは問い合わせと資料請求が1つの成果にまとめられていて、どちらが増えたのかを後から確かめられませんでした。
スクールのブログ記事は、集客に効きますか?
人を連れてくる力はありますが、申込が起きるページは別でした。東京の美容スクールでは、検索から来た人の着地で多かったブログ記事5本が合わせて1,347訪問で、その訪問の中の申込は0件でした。コースと校舎のページは合わせて1,426訪問で22件です。記事からコースのページへ案内する道を作ることが大事です。
体験会や説明会には、どうやって人を集めればいいですか?
開催日が決まっている集客は、広告とLINEの組み合わせが向いています。治療家向けの無料講義では、広告からLINEの友だち追加に進んでもらい、3日で34件の追加を集め、初回の申込が目標の12〜15名を超える18名になりました。申し込まなかった人にもLINEで次の日程を案内できます。
AI検索から来る人は、スクールの集客で気にしたほうがいいですか?
数はまだ少ないので、今すぐ大きく手を打つ段階ではありません。東京の美容スクールでは約3か月でAIアシスタントからの訪問が143回、そのうち申込につながったのは3件でした。コースの料金や通い方をページに文字で書いておくことが、検索にもAIにも同じように効きます。

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