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LPOの費用|料金の決め方4通りと、月額が元を取れるかの計算(自社LPの改善実例つき)

あおい
LPOの費用|料金の決め方4通りと、月額が元を取れるかの計算(自社LPの改善実例つき)

「LPを直したほうがいいのは分かった。で、いくらかかるの?」

LPO(LPに来た人が問い合わせや購入まで進む割合を上げる改善)の話をすると、最後に必ず聞かれるのがこれです。見積もりを取ってみると、月額の会社もあれば、成果報酬の会社も、作り直しを勧める会社もある。並べても比べ方が分からない。

僕はLP制作と広告運用、公開後のLPOを1人で受けている立場。LPOにかかるお金を、自分でやる場合と外注する場合に分けて、料金の決め方の違いと、月額が元を取れるかの計算まで書きます。10月28日と29日に自社の広告LPを実際にLPOしたので、そのとき見た数字も一緒に。

頼み方お金のかかり方向いている会社
自分でやるツールは無料。時間がかかる訪問が少なく、社内に数字を見る人がいる
月額で外注毎月決まった額広告からの訪問が毎月まとまってある
スポットで外注直す箇所ごと直す場所がもう決まっている
作り直し1回まとまった額今のLPが広告や商品と合っていない

LPOそのものの意味や手順はLPOとはにまとめました。ここではお金の話だけに絞る。

LPOの費用は、自分でやるならツール代はほぼ0円

この章の要点測る道具は無料でそろう。お金の代わりに出ていくのは、毎月数字を見て直す時間。

ヒートマップ、アクセス解析、A/Bテスト、表示速度の計測。LPOに使う道具は、どれも無料で始められます。

道具何に使うか費用
Microsoft Clarityヒートマップと、訪問者の操作の録画無料
GA4どこから来た人が、どこまで進んだか無料
Google広告のカスタムテスト広告の飛び先を2つに分けて比べる機能は無料。広告費は通常どおり
PageSpeed Insightsスマホでの表示の速さ無料

Clarityは、Microsoftの公式の説明で「ずっと無料で、アクセス数の上限もなく、有料版への切り替えを求められることもない」とされています。僕が担当するLPには、ほぼ全部これを入れている。

では自分でやればタダかというと、そうでもない。

かかるのは時間です。毎月やることを並べると、こうなります。

  1. GA4で、広告から来た人がどこまでスクロールしたか、どこで帰ったかを見る
  2. Clarityの録画を数本見て、手が止まっている場所を探す
  3. 直す場所を1つ決めて、見出しやボタンや画像を差し替える
  4. 直した日をメモしておき、前後の数字を比べる(件数が多ければA/Bテストにする)

1回目は計測の準備に時間を取られます。2回目からは、数字を見て1か所直して比べる、の繰り返し。これを毎月止めずに続けられるかが、自分でやるか外注するかの分かれ目になる。A/Bテストのやり方はLPのA/Bテストのやり方で、Google広告のカスタムテストの画面ごとに書いています。

LPOを外注するときの料金は、4つの決め方に分かれる

この章の要点月額、成果報酬、スポット改修、作り直し。金額より先に、何にお金を払う形なのかを見る。

見積もりを並べて比べにくいのは、金額の大小ではなく、お金を払う対象がそれぞれ違うからです。

ここでは他社の具体的な金額は書きません。会社ごとに中身が違い、同じ「月額」でも含まれる作業がばらばらだからです。形の違いだけを表にしました。

決め方何に払うか気をつけること
月額毎月の分析と改善の作業毎月何か所直すのか、ページを直す作業まで入るか
成果報酬増えた問い合わせや購入何を1件と数えるか。誰の計測で数えるか
スポット改修直す箇所ごとの作業直したあとの効果の確認が入っているか
作り直し新しいLP1本公開後の改善が別料金か

月額は、改善を止めないためのお金

月額の形は、分析、仮説、修正、比較を毎月まわす作業に払います。LPOの手順そのものが「繰り返し」なので、素直な形です。

見積もりで確かめたいのは、ページを直す作業まで入っているかどうか。分析と提案のレポートだけ届いて、直すのは自社か別の制作会社、という契約もあります。その場合、提案から反映まで何週間も空いてしまう。

成果報酬は、成果の数え方で全部が決まる

成果報酬は、増えた分にだけ払う形なので、損をしにくく見えます。ただ、何を成果と数えるかの取り決めが曖昧だと、あとで揉めやすい。

問い合わせフォームの送信なのか、電話のタップなのか、LINEの友だち追加なのか。数えるのは広告の管理画面か、GA4か、自社の顧客台帳か。いたずらや営業の問い合わせは除くのか。ここを契約の前に紙に書いておくことをすすめます。

スポット改修は、直す場所が決まっているとき

「ファーストビューの見出しだけ」「フォームの項目を減らすだけ」のように、直す場所がはっきりしているなら、スポットで頼むのが安く済みます。

気をつけるのは、直したあとの数字を誰が見るか。直して終わりにすると、効いたのか外れたのかが分からないまま次の改修に進むことになります。

作り直しは、LPOというより制作のお金

LPを1本作り直す形は、厳密にはLPOではなく制作です。費用の決まり方や相場はフリーランスのLP制作費用の相場に書きました。作り直しを勧められたときに、それが本当に必要かを決める材料は、次の章で書きます。

作り直すか、今のLPを直すか。お金をかける先の決め方

この章の要点広告とLPの話がずれているなら作り直し。合っていて途中で人が帰っているなら、今のLPを直す。

「このLPはもう古いので、作り直しましょう」。制作会社から言われて、迷って相談に来る人がいます。作り直しが合っているかは、今のLPのどこで人が帰っているかで決まります。

作り直すか、今のLPを直すかどちらにお金をかけるかの分かれ目
1回の制作費作り直すLPを新しく1本作る
合う状態広告や商品が変わり、LPの話と合っていない
合う状態スマホで崩れる、遅い、計測が入っていない
注意公開後の改善は別にお金がかかる
毎月の改善費今のLPを直すLPOで部分を差し替える
合う状態広告とLPの話は合っていて、途中で人が帰っている
合う状態帰っている場所がGA4やヒートマップで分かる
注意直す場所を数字で決めないと、手を入れても変わらない

自社の料金で比べると、LP制作は1本40万円(税別)、LPOは月10万円(税別)です。作り直し1回分で、LPOを4か月続けられる。作り直したLPも、公開してから数字を見て直す作業は残ります。

判断に迷ったら、次の3つを順に見てください。

  1. 広告で言っていることと、LPの最初の画面で言っていることは同じか
  2. スマホで開いて、3秒以内に何のページか分かるか
  3. GA4で、人がまとまって帰っている区画が1つに絞れるか

1と2がだめなら作り直しを考えていい。3で場所が絞れるなら、そこだけ直すほうが安く済みます。制作と運用をまとめて頼む場合の費用の組み方はLP制作と広告運用をまとめて頼む費用で計算しています。

自社の広告LPを2日でLPOした実例

この章の要点広告から来た人の約7割が、ファーストビューの次の区画を見ずに帰っていた。だから見出しを広告ごとに変え、下の動きを止めた。

10月28日の夜、自社のMeta広告の着地ページ(/services/ads/meta)に手を入れました。きっかけはGA4の数字です。

広告から来た人がどこまで進んだか

このページには、区画ごとに表示されたことを記録する仕組み(GA4のイベント)を入れています。記録を始めた10月6日から、直す前日の10月27日までで、広告から来た人の動きを取り直しました。

広告から来た人が、どの区画まで届いたかGA4、2026年10月6日〜27日。Meta広告から来た人のうち、その区画を表示した人数
ファーストビュー251人
次の区画77人
実績の区画37人

ファーストビュー(スクロールせずに見える最初の画面)を見た251人のうち、次の区画まで進んだのは77人。約3割です。残りの約7割は、最初の画面だけ見て帰っていた。実績を並べた区画まで届いたのは37人でした。

同じ期間のMeta広告の数字も見ています。キャンペーン全体で、10月1日から28日の広告費が42,250円、リンクのクリックが323回。成果として数えているLINEの友だち追加は3件でした。

広告費の大半は、最初の画面で帰る人に使っていた計算になります。

広告ごとに分けると、差があった

広告は動画1本を含めて5本出していました。どの広告から来たかは、URLに付けた印(utm_content)で分かります。ファーストビューから次の区画へ進んだ割合を、広告ごとに並べるとこうなる。

ファーストビューの次の区画まで進んだ割合(広告別)GA4、2026年10月6日〜27日。ファーストビューを見た人のうち次の区画を表示した人の割合
燃えてない?43%(63人中27人)
ワンストップ31%(99人中31人)
生成AI動画21%(33人中7人)
サイトから20%(50人中10人)

「その広告費、燃えてない?」という広告から来た人が最も先へ進んでいて、サイトづくりの話をした広告から来た人は2割しか進んでいない。広告で言ったことと、LPの最初の見出し「Meta広告は質と設計が全て」がつながっていなかった、と読みました。人数が少ないので、この差は傾向として見ています。

何を直したか

直したのは2つです。

  1. ファーストビューの見出しを、広告ごとに出し分けた。URLの印を読んで、その広告で使った言葉を見出しにする
  2. ファーストビューより下で、スクロールすると文章がふわっと出てくる表現や、動く表現を止めた。本文は最初から表示されている状態にした
直す前
自社サイトの画面。Meta広告のLPのファーストビューを、直す前と直した後で並べたもの(直す前)
直した後(既定)
自社サイトの画面。Meta広告のLPのファーストビューを、直す前と直した後で並べたもの(直した後(既定))
直した後(燃えてない?の広告から)
自社サイトの画面。Meta広告のLPのファーストビューを、直す前と直した後で並べたもの(直した後(燃えてない?の広告から))

スマホでは横にスワイプして1画面ずつ見られます

直す前は筆文字の見出しとキャラクターの絵が画面の大半を占め、何を頼めるページかを書いた文がありませんでした。直した後は、太い明朝の見出しを大きく置き、背景に縁取りの文字を敷いて、見出しのすぐ下に「広告の運用とLPの制作を同じ人間がやる」という説明を足しています。

見出しは5種類。広告の言葉に合わせています。

既定
自社サイトの画面。広告ごとに出し分けたファーストビューの見出し5種類(既定)
燃えてない?の広告
自社サイトの画面。広告ごとに出し分けたファーストビューの見出し5種類(燃えてない?の広告)
ワンストップの広告
自社サイトの画面。広告ごとに出し分けたファーストビューの見出し5種類(ワンストップの広告)
サイトからの広告
自社サイトの画面。広告ごとに出し分けたファーストビューの見出し5種類(サイトからの広告)
生成AIの広告
自社サイトの画面。広告ごとに出し分けたファーストビューの見出し5種類(生成AIの広告)

スマホでは横にスワイプして1つずつ見られます

広告出し分けた見出し
印なし(既定)Meta広告は、質と設計が全て。
burn_feedその広告費、燃えてない?
onestop_feed広告もLPも、ひとりで直す。
c_feed広告から逆算して、サイトを作る。
b_feed と b_vidAIの広告、どこで止まる?

動きを止めたのは、ファーストビューを抜けた人がすぐ中身を読めるようにするためです。スクロールに合わせて文字が浮かび上がる演出は、作った側には楽しい。ただ、広告から来た人は数秒で帰るかを決めています。文字が出てくるのを待たせる理由がない、と判断しました。

ちなみに、この見出しの書体を選ぶのに一番時間を使いました。太さを1段階変えただけで、スマホの画面では見出しが1行増えたり減ったりする。LPOの作業のうち、地味なのはこういうところです。

外注すればいくらか、結果はいつ出るか

この2つの修正は、うちの料金表に当てはめると、LPOの月額(10万円・税別)の1か月分に収まる作業です。見出しの出し分けは、広告ごとの数字を見て、仮説を立て、実装して、測るところまで。スポットで頼む形にしても、作り直しの40万円はかからない。

直したあとのCVR(来た人のうち友だち追加まで進んだ割合)は、まだ出ていません。直す前の期間と同じくらいの人数が来るまで待ってから比べます。

11月に結果を追記します。

CONTACT

今のLP、どこで人が帰っているか見てみませんか

GA4とヒートマップで帰っている区画を探し、広告ごとの見出しの出し分けやファーストビューの差し替えまで一人で担当します。作り直すか今のLPを直すかの判断もします。

ご相談は無料です。そのまま依頼しなくても大丈夫です。

LPOの費用対効果は、CVRが何ポイント上がれば回収できるかで見る

この章の要点必要なCVRの上がり幅は、月額を、月の訪問数と1件の価値を掛けたもので割れば出る。

0.2ポイント。

月1,000人が来るLPで、1件の価値を5万円と仮定したとき、月10万円のLPOを回収するのに必要なCVRの上がり幅です。計算式はこうなります。

必要なCVRの上がり幅 = 月額 ÷(月の訪問数 × 1件あたりの価値)

1件あたりの価値は、問い合わせ1件が売上にどれだけつながるかを表す数字。「問い合わせから契約になる割合 × 1件の契約の粗利」で出します。たとえば契約になる割合が20%、1件の粗利が25万円なら、1件の価値は5万円です。この5万円を仮定にして、訪問数ごとに計算しました。

月の訪問数必要な追加の件数必要なCVRの上がり幅
300人2件約0.67ポイント
1,000人2件0.2ポイント
3,000人2件約0.07ポイント

月額10万円、1件の価値5万円(仮定)で計算。追加で必要な件数は、訪問数に関係なく2件です。

同じ2件でも、300人のLPで増やすのと、3,000人のLPで増やすのとでは難しさがまるで違う。今のCVRが1%なら、300人のLPは1%を約1.67%に上げる必要があります。7割近く上げる話です。3,000人なら1%を1.07%にすれば足りる。

自社のLPに当てはめると、厳しい側に入ります。10月1日から27日の広告からの訪問は394回(GA4のセッション)で、友だち追加は3件でした。この規模で月10万円を外に払って回収するのは難しい。だから自社の分は自分で直しています。

広告費と比べる見方もあります。月の広告費が20万円で、CVRが1%から1.2%に上がれば、同じ広告費で取れる件数が2割増える。1件あたりの広告費は約17%下がります。広告費が大きい会社ほど、LPOの月額は回収しやすくなる、ということです。

StellariumのLPOの料金

この章の要点LPOは月10万円(税別)。分析から実装、レポートまで含む。LPを新しく作るなら40万円(税別)。

料金表に載せている金額を、10月29日に開いて確かめました。料金はすべて税別です。

頼むこと料金(税別)含まれる作業
LPO(LP改善)月10万円アクセス解析とヒートマップの分析、改善仮説とA/Bテスト、ファーストビューとボタンの改善実装、月次の改善レポート
LP制作1本40万円構成と原稿から実装、計測のタグまで

LPOの月額にページを直す作業まで入れているのは、提案だけして反映を待つ時間をなくしたかったから。広告の数字を見る人と、LPを直す人が同じなら、今回のように数字を見た翌日に見出しを差し替えられます。

広告からの訪問が少なく、さっきの計算で月額が回収できそうにない会社には、LPOの月額はすすめていません。その場合は計測の入れ方とClarityの見方を最初にお伝えして、自分で直してもらうほうが合っています。

LPOを頼む前に確かめること

見積もりを取る前に、手元で次のことを確かめておくと、比べやすくなります。

  • 月の訪問数と、今のCVRが分かるか
  • 問い合わせ1件の価値を、過去の実績から出せるか
  • 上の計算式で、月額が回収できそうか
  • 見積もりの料金に、ページを直す作業まで入っているか
  • 成果報酬なら、何を1件と数えるか、誰の計測で数えるかが書いてあるか
  • 作り直しを勧められたら、今のLPのどこで人が帰っているかを聞いたか

いちばん安いLPOは、自分のスマホで広告を押して、LPを最後まで読んでみることです。自社のLPでも、広告の言葉と最初の見出しが違うことには、数字を見る前に読んだ時点で気づけたはずでした。

参考にした資料

FAQ

LPOを自分でやると、費用はいくらかかりますか?
ツール代はほとんどかかりません。ヒートマップのMicrosoft Clarityは無料で、Google広告のカスタムテスト(A/Bテスト)も機能自体にお金はかかりません。かかるのは、数字を見て、直して、比べる時間です。
LPOを外注するときの料金の決め方には、どんな種類がありますか?
月額で継続して改善する形、成果に応じて払う成果報酬、直す箇所ごとに払うスポット改修、LPを作り直す形の4つに分けられます。何を成果と数えるか、誰がページを直すかが料金の形によって変わるので、見積もりではそこを先に確かめます。
LPOの月額費用は、CVRが何%上がれば回収できますか?
必要なCVRの上がり幅は「月額 ÷(月の訪問数 × 1件あたりの価値)」で計算できます。月額10万円、1件あたりの価値が5万円と仮定すると、月1,000訪問なら0.2ポイント、月300訪問なら約0.67ポイント上げる必要があります。訪問数が少ないほど、外注の月額は回収しにくくなります。
StellariumのLPOの料金はいくらですか?
LPO(LP改善)は月額10万円(税別)で、アクセス解析とヒートマップの分析、改善仮説とA/Bテスト、ファーストビューやボタンの改善実装、月次の改善レポートを含みます。LPを新しく作る場合のLP制作は1本40万円(税別)です。

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