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フリーランスのLP制作費用の相場|制作会社との違いと、40万円の見積もりの中身

あおい
フリーランスのLP制作費用の相場|制作会社との違いと、40万円の見積もりの中身

「LPの見積もりを取ったら、10万円と50万円で出てきた。何が違うのかわからない」

LP(ランディングページ。広告の飛び先になる1枚のページ)を外注しようとした人から、よく聞く悩みです。ネットで「LP制作 相場」と調べると、価格帯ごとの表がたくさん出てくる。でも、その数字がどこから来たのかは書かれていないことがほとんどでした。

私自身、フリーランスでLPを作っています。

なので、ここでは確かめられた数字しか使いません。1つは、大手スキルマーケットの出品価格を実際に開いて見た結果。もう1つは、私がサイトで公開している自分の料金と、その中に入っている作業の中身です。金額の差がどこで生まれるのか、見積もりで何を聞けばいいのかまで、順番に書いていく。

LP制作費用の相場に、公的な統計はない

調べてみて、まずわかったのがこれでした。

広告費や人件費と違って、LP制作の金額を集計した公的なデータは見当たりません。検索結果に並ぶ「5万〜15万円はテンプレート型、30万円以上はオリジナル」といった表は、書いた会社や個人の感覚をまとめたもの。出典が付いていない以上、目安の1つとして読むのが安全です。

実を言うと、この記事の以前の版にも、出典のない価格帯の表を載せていました。書き直すにあたって削っています。

では、どこを見れば実際の値段がわかるのか。

確かなのは、実際に売られている価格のほう。2026年9月28日に、大手スキルマーケットのLP作成・ランディングページデザインのカテゴリを開いて、並んでいる出品を見てみました。

  • 表示されていた出品の価格は、1万円台から30万円台まで
  • 「通常8万円のところ、先着3名は3万円台」のような、実績づくりのモニター価格がいくつもあった
  • 構成や訴求の提案から公開まで入っているもの、原稿(ページの文章)の制作を別に受けるものなど、含まれる作業は出品ごとに書き方が違った

同じカテゴリの中で、10倍以上の開きがある。

これが、フリーランスのLP制作の相場の実態だと思っています。個人がそれぞれ値付けをしているので、平均を出しても参考にならない。見るべきは金額そのものより、その金額に何が入っているか。

私のLP制作費用は40万円(税別)。見積もりに入っている作業

私の場合、LP制作は1本40万円(税別)で料金表に載せています。その40万円に含めている作業は、次の5つ。

作業中身
構成とコピーページの並びと、見出し・本文の文章を私が書く
デザインと実装デザインから、実際に動くページのコーディングまで
スマホと速度スマホでの見え方と、表示速度の調整
計測タグGA4と広告のタグを設置し、問い合わせを数えられる状態にする
広告との連動広告から来た人に合わせた訴求でページを組む
構成とコピー
中身ページの並びと、見出し・本文の文章を私が書く
デザインと実装
中身デザインから、実際に動くページのコーディングまで
スマホと速度
中身スマホでの見え方と、表示速度の調整
計測タグ
中身GA4と広告のタグを設置し、問い合わせを数えられる状態にする
広告との連動
中身広告から来た人に合わせた訴求でページを組む

条件も書いておくと、料金は税別で原則として全額前払いをお願いしています。ページの構成やボリュームによって変わる場合があるため、最終的な金額は事前の見積もりで確定します。

入っていないものは2つ。広告費(GoogleやMetaに払うお金)は別で、広告のアカウントから各媒体へ直接支払ってもらう形です。公開したあとの改善、つまりアクセスを見ながらページを直していく作業は、LPO(LP改善)として月額10万円で別に受けています。

組み方は案件ごとに変えていて、運送会社のドライバー採用LPでは、LP制作と3か月間の広告運用・改善をまとめて50万円(広告費は別)でお受けしました。経緯は採用LPの作り方に書いた通り。

LP制作の費用を分けるのは、見た目より「誰が何を用意するか」

スキルマーケットで1万円台の出品と30万円台の出品を見比べると、違いは画面の豪華さだけではありません。

金額を大きく動かすのは、次の4つです。

原稿と構成を、誰が書くか

依頼者が文章を用意して、制作者はデザインと実装だけ受ける。これなら安くなります。

逆に、何を書けばいいかわからない状態から頼むなら、制作者が話を聞いて構成を考え、文章まで書くことになる。LPで問い合わせが来るかどうかは、見た目よりこの文章で決まる部分が大きいので、ここを誰が担うかは最初に確認したいところです。

写真などの素材を、誰が用意するか

手持ちの写真を使うのか、素材サイトの写真で組むのか、撮影するのか。撮影を含むなら、その分の費用と日程が加わります。スキルマーケットにも、撮影込みをうたう出品が並んでいた。

表示速度と計測まで、含まれているか

広告の飛び先にするLPなら、ここは見落とせません。

以前、自社のLPがスマホで表示までに12.6秒かかっていて、Google広告がほとんど表示されなくなっていたことがあります。表示速度は広告の品質評価に入っていて、遅いと入札を上げても広告が出にくい。4秒台まで縮めた経緯は広告のLPが遅いと広告費が上がるにまとめました。

計測タグも同じで、問い合わせを数えられない状態で公開すると、広告のどこにお金が効いているのか判断できなくなります。

修正回数と、公開後の直し

デザインの修正は何回までか。公開後に文言を1行変えたいとき、いくらかかるのか。ここが見積書にないまま進むと、あとで追加料金の話になる。

フリーランスと制作会社の違いは、金額より体制

制作会社とフリーランスで、どちらが安いかを言い切れるデータはありません。ただ、仕事の進め方の違いははっきりしています。

比べる点制作会社フリーランス
担当ディレクター・デザイナー・エンジニアで分担1人が窓口と作業を兼ねる
やり取り窓口の担当者を通す作る本人と直接話す
止まったときほかの人が引き継げるその人が止まると全体が止まる
向いている案件ページ数が多い、関係者が多い1本のLPを早く作って直していく
担当ディレクター・デザイナー・エンジニアで分担
フリーランス1人が窓口と作業を兼ねる
やり取り
制作会社窓口の担当者を通す
フリーランス作る本人と直接話す
止まったとき
制作会社ほかの人が引き継げる
フリーランスその人が止まると全体が止まる
向いている案件
制作会社ページ数が多い、関係者が多い
フリーランス1本のLPを早く作って直していく

制作会社は人数が多いぶん、進行管理のための人件費も見積もりに乗ります。そのかわり、担当者が1人休んでも作業が止まりにくい。

フリーランスは、話した本人が作るので伝言が起きない。採用LPのときは、社長さんの「立川あたりまで」という言葉をそのまま広告の配信地域にしました。弱いのは、その1人に何かあったとき。依頼する前に、連絡がつかなくなったときの取り決めと、ページのデータを誰が持つかを決めておくと安心です。

フリーランスに頼むメリットと見極め方は、Web制作をフリーランスに依頼するメリットでもう少し詳しく書いています。

安いLPで足りる場合と、足りない場合

1万円台の出品が悪いわけではない。

LPをつくる目的は、大きく分けて2つだと考えています。

  • 初めて広告を出す。まずは1本作って、反応があるかを見てみたい
  • 広告費をかけて、問い合わせや売上を増やしていきたい。数字を見ながら改善も続ける

前者なら、手持ちの写真と文章で安く作って出してみる、という選び方は十分ありです。費用を抑えて始めて、反応を見てから次を考えればいい。

後者なら、公開してからのほうが長くなります。LPは作って終わりではなく、作ってからが本番。広告の数字を見て、どこで人が離れているかを確かめ、ページを直していく作業が続きます。

仙台の不用品回収会社では、旧サイトと新しいLPに広告の飛び先を半分ずつ振り分けて、2か月比べました。新しいLPのほうが問い合わせ率で約1割よい結果でしたが、その差がわかったのは計測を入れて2か月待ったからです。設計と結果の見方はLPのA/Bテストのやり方に残してある。

後者を選ぶなら、見積もりは「制作費」だけで比べないでください。公開後に誰が数字を見て、誰が直すのか。そこまで含めて比べると、安い見積もりが結果的に高くつくことがあります。

CONTACT

LP制作の見積もり、中身から相談しませんか?

構成とコピーから実装、計測タグまで一人で担当します。LP制作は1本40万円(税別)。作る目的をうかがったうえで、制作だけで足りるか、公開後の改善まで必要かを一緒に整理します。

ご相談は無料です。そのまま依頼しなくても大丈夫です。

LP制作の見積もりで確認すること

見積もりを取ったら、金額の前に次の項目を確かめてください。

  • ページの構成と文章は、誰が書くのか
  • 写真やイラストは、誰がどこから用意するのか
  • デザインの修正は何回まで含まれるのか
  • スマホの表示確認と、表示速度の調整は含まれるのか
  • GA4や広告のタグ設置は含まれるのか
  • ドメイン・サーバー・広告アカウントは、自社の名義で作るのか
  • 公開後に文言を直すとき、費用はいくらかかるのか
  • 支払いの時期と方法(前払い、分割、納品後など)

名義の項目は、意外と抜けやすい。広告アカウントやサーバーを制作者側の名義で作ると、依頼先を変えたときにデータを引き継げないことがあります。お金を払っている側が、いつでも中身を見られる状態にしておく。これが基本。

条件は文章で残しましょう。2024年11月1日に施行されたフリーランス・事業者間取引適正化等法では、個人に業務を委託する発注者は、従業員の有無にかかわらず、仕事の内容や報酬額、支払期日などを書面やメールで明示することになりました。従業員を雇っている会社が発注する場合は、納品物を受け取った日から60日以内で支払期日を決める義務もあります(出典は公正取引委員会・中小企業庁・厚生労働省のパンフレット「ここからはじめる フリーランス・事業者間取引適正化等法」)。

LPを頼んでから公開するまでの工程は、LP制作の流れに順番どおりまとめています。見積もりに書かれた作業が、どの段階のものかを照らし合わせるときに使ってください。

FAQ

フリーランスにLP制作を頼むと、費用はいくらですか?
公的な統計はなく、出品者ごとの値付けです。2026年9月28日に大手スキルマーケットのLP作成カテゴリを見たところ、並んでいた出品は1万円台から30万円台まで幅がありました。フリーランスの私は、構成・コピーから実装、計測タグまで含めて1本40万円(税別)で公開しています。
LP制作の見積もりで金額の差が出るのはどこですか?
見た目よりも、誰が原稿を書くか、写真などの素材を誰が用意するか、表示速度や計測タグの設定まで含むか、修正を何回まで受けるかで差が出ます。同じ「LP制作一式」でも、含まれる作業が違えば金額は変わります。
フリーランスと制作会社では何が違いますか?
制作会社は担当者が分かれて進めるので、人が休んでも作業が止まりにくい体制です。フリーランスは窓口と作業者が同じ人なので話が早い反面、その人が止まると全体が止まります。金額より、公開後に誰が数字を見て直すのかで選ぶのがおすすめです。
フリーランスに発注するとき、法律で気をつけることはありますか?
2024年11月1日に施行されたフリーランス・事業者間取引適正化等法で、個人に業務を委託する発注者は、仕事の内容や報酬額、支払期日などを書面やメールで明示することになりました。見積もりと一緒に、条件を文章で残しておけば双方の確認にもなります。

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